コード AN12-01
系列 系列:キリスト教学Ⅱ
授業科目 キリスト教学Ⅱ-2
副題 (旧約聖書の歴史と思想)
副専攻
担当者 (前)月本 昭男・(後)長谷川 修一
単位 4
期・曜時 通年 金2
対象学年 3・4年
特記事項

学習目標
 キリスト教成立の土壌となった旧約聖書の歴史と思想を学び、その今日的意義を考える。
授業概要
 旧約聖書を構成する大小39の書物は、いずれも、古代イスラエルの民の歴史と切り離しえない。この講義では、そうした歴史状況を踏まえつつ、旧約聖書に伝えられた思想を多角的に学ぶ。前期は主として初期伝承とその思想を、後期はそうした思想を生みだした古代イスラエル史と預言者に焦点を当てる。
テキスト
 聖書(旧約・新約)。
参考文献・課題図書
 月本昭男『古典としての旧約聖書』(聖公会出版、2刷、2008年、1800円)。その他は授業時に指示。
受講生への要望
 毎回、聖書を持参すること。
評価方法
 出席(20%)、前・後期末レポート(各30%)。
授業計画
1.キリスト教における旧約聖書の位置
2.旧約聖書全体の構成(ユダヤ教とキリスト教)
3.原初史にみる思想と信仰1:自然観
4.原初史にみる思想と信仰2:人間観
5.原初史にみる思想と信仰3:文明観
6.父祖たちの物語1:アブラハムの信仰(1)
7.父祖たちの物語2:アブラハムの信仰(2)
8.父祖たちの物語3:ヤコブの信仰(3)
9.父祖たちの物語4:ヨセフとその兄弟たち
10.出エジプト物語1:モーセ伝承とその背景
11.出エジプト物語2:奇跡伝承とその意味
12.出エジプト物語3:民族信仰としての出エジプト
13.シナイ契約と律法1:契約思想と律法
14.シナイ契約と律法2:モーセ律法の特色
15.前期のまとめ:伝承と史実の関係
16.古代イスラエル史1:古代イスラエルの起源
17.古代イスラエル史2:王国成立とその意義
18.古代イスラエル史3:ダビデとソロモン時代再考
19.古代イスラエル史4:列強の狭間の南北王国時代
20.前8世紀の預言者たち:アモスとホセア
21.前8世紀の預言者たち:イザヤとミカ
22.古代イスラエル史5:ヨシヤの改革とエルサレム陥落
23.古代イスラエル史6:バビロニア捕囚と民族同一の危機
24.前7-6世紀の預言者たち:エレミヤとエゼキエル
25.古代イスラエル史7:捕囚帰還とエルサレム再建
26.古代イスラエルにおける律法の確立
27.民族主義をこえて:ルツ記とヨナ書
28.旧約聖書の異端者たち:ヨブとコーヘレト
29.旧約聖書にみるメシア思想の展開
30.総括と展望:古代イスラエル史と旧約聖書思想の展開
自由記述欄
ノートをしっかり取ってください。

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