コード WD41-01
系列 人間科学専攻(博士前期課程)
授業科目 感性情報処理特論
副題 (絵画鑑賞の認知心理学)
副専攻
担当者 高橋 雅延
単位 2
期・曜時 後期 金2
対象学年 院生のみ
特記事項

学習目標
 この授業では、絵画を「見る」という行為において、目や脳がどのようにはたらくかについて、認知心理学の領域における関連研究の現状と問題点、その方法論を学ぶ。
授業概要
 教員の懇切丁寧なガイダンスのもと、テキスを分担してレジュメやパワーポイントを使った発表を行い、全員で質疑応答、討論を行う。また、必要に応じて、この分野の研究にたずさわる外部講師を招いて生の情報に触れる。
テキスト
 ロバート・L・ソルソ(著)鈴木光太郎・小林哲生(訳) (1997). 脳は絵をどのように理解するか-絵画の認知科学 新曜社
参考文献・課題図書
 三浦佳世 (2007). 知覚と感性の心理学 岩波書店/セミール・ゼキ(著)河内十郎(監訳)(2002).脳は美をいかに感じるか-ピカソやモネが見た世界 日本経済新聞社
受講生への要望
 認知心理学や脳科学に関して何も知識がなくても理解できるように、授業内で平易な参考図書を多数紹介するので、認知(認識)、見ること、絵画、美術に興味のある院生なら誰でも歓迎する。
評価方法
 発表(内容および発表技法を評価)70%、質疑応答・討論とコメント(論理性、明確性などを評価)30%
授業計画
1.オリエンテーション(発表者の割り振りなど)
2.テキストの発表1(知覚と感性をともに学ぶということ)
3. 〃2(色と明るさの知覚)
4. 〃3(動きの知覚)
5. 〃4(3次元世界の知覚と表現)
6. 〃5(大きな窓-視覚の科学)
7. 〃6(脳と視覚)
8. 〃7(形の知覚)
9. 〃8(視覚的認知)
10. 〃9(文脈と認知)
11. 〃10(目の動きと美術)
12. 〃11(遠近法)
13. 〃12(遠近法と美術の歴史)
14. 〃13(神経ネットワーク-標準的表象、記憶、絵の認知)
15.授業のまとめ
自由記述欄

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