2011 syllabus

コード	WA12-01
系列	人間科学専攻（博士前期課程)
授業科目	基礎心理学特論Ⅰ
副題	（質的心理学の方法論の基礎を学ぶ）
副専攻

担当者	高橋　雅延
単位	2
期・曜時	前期　木1
対象学年	院生のみ
特記事項

学習目標

　臨床心理学や発達心理学において使われることの多い質的研究の基本を知るために、さまざまな質的研究方法の特徴、質的研究実施時のノウハウ、質的データの提示法の注意点、質的研究論文の書き方について学ぶ。

授業概要

　教員のガイダンスのもと、２冊のテキストを分担してレジュメやパワーポイントを使った発表を行い、全員で質疑応答、討論を行う。

テキスト

　①秋田喜代美・能智正博（監修）(2007). はじめての質的研究法　臨床・社会編　東京図書／②同　生涯発達編　東京図書

参考文献・課題図書

　秋田喜代美・能智正博（監修）(2007). はじめての質的研究法　教育・学習編　東京図書／同　医療・看護編　東京図書

受講生への要望

　主に量的研究を行ってきた教員自身の経験に基づいた観点からのコメントも行うので、質的研究法に初めて接する院生だけではなく、すでに質的研究法にたずさわっている院生も歓迎する。

評価方法

　発表（内容および発表技法を評価）70％、質疑応答・討論とコメント（論理性、明確性などを評価）30％

授業計画

１．オリエンテーション（発表者の割り振りなど）
２．テキスト①の発表１(質的研究と臨床・社会心理学)
３．　〃２（障害児／「非行少年」の質的研究）
４．　〃３（供述の分析／病い／高齢者の研究）
５．　〃４（環境研究／地域研究）
６．　〃５（防災研究／異文化研究）
７．テキスト②の発表１（「質的研究という思考法」）
８．　〃２(発達研究におけるインタビューと語り分析)
９．　〃３（乳幼児期と幼児期の質的研究）
10．　〃４（保育と子どもの遊びにおける質的研究）
11．　〃５(可視的変形と質的研究／青年期と質的研究)
12．　〃６（子育て期と質的研究／中年期と質的研究）
13．　〃７（老年期と質的研究）
14．　〃８（死生の意味づけと質的研究）
15．授業のまとめ

自由記述欄

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