コード
HA84-01
系列
系列:哲学・思想史
授業科目
哲学・倫理学特講Ⅴ
副題
(フランスにおける欲望の概念の受容)
副専攻
A3・H1
担当者
佐藤 紀子
単位
2
期・曜時
前期 水3
対象学年
1(B)・2・3・4年
特記事項
学習目標
大学入学資格試験に哲学が課されているフランスでは、多くの哲学参考書が出版されている。そのうちの1冊をもとに、欲望の概念について学ぶと同時に、フランスで欲望の概念がどのように教えられているのか学ぶ。
授業概要
毎回配布するレジュメにそって、講義形式でおこなう。欲望について哲学者が書いた短いテキスト(日本語)を実際に読み、解説する。5回繰り返したのちに、それぞれを比較する。
テキスト
希望者にはフランス語テキストを配布する。
参考文献・課題図書
講義内で紹介する。
受講生への要望
欲望の概念について、初歩から応用まで分かりやすく解説してある参考書を使用する。哲学にはじめて触れる学生にも多く参加してもらいたい。
評価方法
テストと平常点で評価する。
授業計画
1.フランスにおける哲学教育
2.テキスト1.プラトン『饗宴』:欲望するとは恋すること
3.テキスト2.デカルト『省察』:なにを欲するかは自然の教え
4.テキスト3.プラトン『パイドン』:欲望は肉体の奴隷?
5.テキスト4.アウグスティヌス『告白』:誘惑する欲望
6.テキスト5.カント『道徳形而上学原論』:善を欲する意欲
7.比較
8.テキスト6.ホッブズ『リヴァイアサン』:欲望は原動力
9.テキスト7.エピクロス『教説と手紙』:欲望と快楽と心の平安
10.テキスト8.スピノザ『エチカ』:欲望こそ人間の本質
11.テキスト9.スピノザ『エチカ』:欲望こそ人間の本質
12.テキスト10.ドゥルーズ『スピノザ』:欲望のディナミスム
13.比較
14.上記テキストを使って考察:欲望に限界はあるのか?
15.テスト
自由記述欄
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