コード
HA52-01
系列
系列:哲学・思想史
授業科目
日本倫理思想史Ⅱ
副題
(日本人と信仰(2)
副専攻
H1
担当者
長野 美香
単位
2
期・曜時
後期 月2
対象学年
1(B)・2・3・4年
特記事項
学習目標
私たちが伝統をいかに無自覚に継承しているか,また反対に,先人の大事な知恵をいかに忘れ果てているかを自覚化することを目標としつつ,日本の伝統的宗教観に関する基本的知識の獲得を目指す。真の国際人を目指すなら,まずおのれを知ることが大切である。
授業概要
この講義では,日本列島に生きた先人が何を信じ,人生をどのようなものと捉えたかを探る。特に日本人の宗教観の根幹を占めるものの代表例として,仏教的なものの考え方,とりわけ主に浄土信仰をめぐって考える。
テキスト
必要に応じて資料として配布する。
参考文献・課題図書
『相良亨著作集』ぺりかん社 1992~1996年/佐藤正英『日本倫理思想史』東京大学出版会 2003年/清水正之『日本の思想』放送大学教育振興会 2008年/篠澤利久・馬渕浩二編『倫理学の地図』ナカニシヤ出版 2010年
受講生への要望
日本倫理思想史Ⅰ(前期)も併せての受講が望ましい。
評価方法
授業中に課する小レポート,および期末の筆記テスト。
授業計画
1.1.仏教的他界観(1) 六道の世界<1>~地獄はどんなところか
2.1.仏教的他界観(1) 六道の世界<2>~餓鬼や畜生の世界
3.1.仏教的他界観(2) 極楽浄土<1>~極楽はどんなところか
4.1.仏教的他界観(2) 極楽浄土<2>~極楽浄土の意味
5.2.浄土信仰 念仏<1>~念仏の方法
6.2.浄土信仰 念仏<2>~念仏の意味
7.2.浄土信仰 念仏<3>~来迎を考える
8.2.浄土信仰 念仏<4>~臨終の意味を考える
9.3.日本的無常感<1>~平家物語,方丈記
10.3.日本的無常感<2>~徒然草ほか
11.4.鎌倉浄土信仰<1>~法然,親鸞
12.4.鎌倉浄土信仰<2>~親鸞,一遍
13.5.他界観と信仰~中世から近世へ
14.まとめ
15.筆記試験
自由記述欄
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