コード HA32-01
系列 系列:哲学・思想史
授業科目 倫理学演習Ⅰ
副題 (1.善と悪はなんによって決まるか 2.愛について考察)
副専攻 H1
担当者 米澤 克夫
単位 4
期・曜時 通年 火3
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
 倫理学のごく基本的テーマ(善悪、愛)と思想を具体的にたどり、テキストの主題を共に思索しながら、現代的な倫理的問題や自分の生き方を深めることに資することを目的とする。また英語の文献を読む能力を高めることを目指す。
授業概要
 毎回、日本語のテキストによる発表・討論と、英語の文献の購読を、別々の学生の担当により、同時並行的に行う。目安として前者に約50分、後者に約30分の時間を割り当てる。
 なお、以下の授業計画は、便宜的に各テキストの目次を並べたものである。
テキスト
 大庭 健『善と悪 ― 倫理学への招待 ― 』(岩波新書) 
 (必ず買い求めること)
 E.Fromm, The Art of Loving.(コピーを用意する)

 それ以外の資料はプリント、コピーを用意する。
参考文献・課題図書
 ヒラリー・パットナム『事実/価値の二分法の崩壊』(法政大学出版局)
受講生への要望
 英語の文献読解にも積極的に取り組もうとする学生の参加を望む。
評価方法
 自分の担当した部分に関するレジメを作成して、発表し、全体で討論する。それと同時に、英語の文献の割り当てられた部分を訳す。このような課題全般への取り組み度により評価する。
授業計画
1.演習のやり方の説明
2.『善と悪 ― 倫理学への招待 ― 』第一章 道徳判断とは(1)
3.第一章 道徳判断とは(2)
4.第二章 「善し悪しは、その人しだい」とは? (1)
5.第二章 「善し悪しは、その人しだい」とは? (2)
6.第三章 道徳判断の客観性 (1)
7.第三章 道徳判断の客観性 (2)
8.第四章 行為・人柄の評価と実践 (1)
9.第四章 行為・人柄の評価と実践 (2)
10.第五章 美徳と悪徳――呻きの沈殿と、共感(1)
11.第五章 美徳と悪徳――呻きの沈殿と、共感(2)
12.第六章 諸々の徳性と善悪(1)
13.第六章 諸々の徳性と善悪(2)
14.第七章 道徳原理 (1)
15.第七章 道徳原理 (2)
16.いい人生と、よく生きること
17.E.Fromm, The Art of Loving. Introduction
18.Preface
19.I.IS LOVE AN ART?
20.II.THE THEORY OF LOVE 1.Love,the Answer to the Problems of Human Existence
21.2.Love Between Parent and Child
22.3.The Objects of Love(1)
23.4.The Objects of Love(2)
24.5.The Objects of Love(3)
25.III.LOVE AND ITS DISINTEGRATION IN CONTEMPORARY SOCIETY(1)
26.III.LOVE AND ITS DISINTEGRATION IN CONTEMPORARY SOCIETY(2)
27.IV.THE PRACTICE OF LOVE(1)
28.IV.THE PRACTICE OF LOVE(2)
29.予備日
30.まとめ
自由記述欄

Copyrights 2010 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ