2010 syllabus

コード	EH34-01
系列	系列：社会調査関連
授業科目	質的調査法２
副題	（文化人類学の手法に学ぶ）
副専攻	E1

担当者	大川　真由子
単位	2
期・曜時	前期　金3
対象学年	2・3・4年
特記事項

学習目標

　質的調査（定性的調査）とは、量的調査とは異なり、調査対象と深く関わる。長期のフィールドワークを実施するならば、調査者は現地の言葉や慣習を学び、参与観察やインタビューを通じて、その社会を理解することになる。この授業では、質的調査の立案から方法、分析にいたるまでの一連の具体的手法を学ぶ。

授業概要

　人類学的フィールドワークの基本的な理論と手法に関する講義と並行して、いくつかのグループを作ってテーマを選定し、ゲスト・スピーカーへのインタビュー調査を実施する。

テキスト

　とくになし。

参考文献・課題図書

　とくになし。テーマによっては講義中にいくつか提示する。

受講生への要望

　インタビューの前には、事前調査のために授業時間外の作業もありうる。そうした授業スタイルに賛同できる学生が受講していただきたい。

評価方法

　出席および積極的参加40％、毎回の課題30％、最終レポート30％。

授業計画

１．イントロダクション＜1＞：質的調査とは何か？
２．イントロダクション＜2＞：フィールドワークとは何か？
３．イントロダクション＜3＞：方法論の概観
４．イントロダクション＜4＞：質的調査と社会的背景
５．参与観察に向けて：準備論1
６．参与観察に向けて：準備論2
７．世帯調査について
８．インタビュー調査、聞き書き、アンケートの自由回答
９．社会参加・直接観察
10．ライフ・ヒストリー／ライフ・ストーリーの取材・整理分析
11．データ分析＜1＞：エスノグラフィー／ルポ／報告書ほか
12．データ分析＜2＞：ドキュメンタリー映像の記録
13．実践＜1＞：質的データの収集（グループインタビュー）
14．実践＜2＞：質的データの解読
15．まとめ

自由記述欄

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