2010 syllabus

コード	DG52-01
系列	系列：西洋史
授業科目	西洋史演習Ⅱ・Ⅲ－２
副題	（近世イギリスの社会と文化）
副専攻

担当者	坂下　史
単位	4
期・曜時	通年　金4
対象学年	3・4年
特記事項

学習目標

　歴史学と関連諸学の方法論を用いて、過去の世界（ここでは近世イギリス）に迫ります。そして、「異文化としての過去」と「自らが身をおく現在」を比較し、そこに見えてくる共通点や相違点について考えてみます。　

授業概要

　参加者の報告と文献講読を中心とする演習形式の授業。ここでは、近世後期のイギリスに登場し、政治、経済、文化にまたがる様々な活動の場となったコーヒーハウスに光を当て、そのイメージ、実態、社会的機能などについて検討します。4年生には卒論進行状況を報告してもらいます。　

テキスト

　Brian Cowan, The Social Life of Coffee (Yale UP, 2005)、小林章夫『コーヒーハウス』（講談社学術文庫、2000）、他。

参考文献・課題図書

　第１回の授業時に全体に関わる参考文献表を配布します。追加分は、適宜、授業中に指示します。

受講生への要望

　英文、邦文とも検討する予定の部分については、授業前に目を通しておいて下さい。予習の成果を生かすように、積極的な発言を期待します。

評価方法

　出席、報告、発言、課題提出により総合的に評価します。

授業計画

１．導入　授業概要の説明、参考文献の提示など。　
２．歴史的背景の概説　近世イギリスの政治と経済　
３．歴史的背景の概説　近世イギリスの文化と社会　　
４．邦語文献講読（近藤編『長い18世紀のイギリス』（部分））　
５．邦語文献講読（近藤編『長い18世紀のイギリス』（部分））　
６．邦語文献講読（ブルーア『スキャンダルと公共圏』（部分））　
７．邦語文献講読（ブルーア『スキャンダルと公共圏』（部分））　　
８．卒論構想報告
９．邦語文献講読（臼井『コーヒーが廻り世界史が廻る』（部分））　　　
10．邦語文献講読（臼井『コーヒーが廻り世界史が廻る』（部分））
11．邦語文献講読（小林『コーヒーハウス』第1章）
12．邦語文献講読（小林『コーヒーハウス』第2章）
13．邦語文献講読（小林『コーヒーハウス』第3章）
14．邦語文献講読（佐々木編『演劇都市はパンドラの匣を明けるか』（部分））　
15．中間検討会
16．卒論中間報告　
17．英語文献講読（Cowan, The Social Life of Coffee)　
18．英語文献講読（Cowan, The Social Life of Coffee)　
19．英語文献講読（Cowan, The Social Life of Coffee)　
20．英語文献講読（Cowan, The Social Life of Coffee)　
21．英語文献講読（Cowan, The Social Life of Coffee)　
22．英語文献講読（Cowan, The Social Life of Coffee)　
23．英語文献講読（Cowan, The Social Life of Coffee)
24．英語文献講読（Cowan, The Social Life of Coffee)
25．卒論最終報告　
26．英語文献講読（Cowan, The Social Life of Coffee)
27．英語文献講読（Cowan, The Social Life of Coffee)
28．英語文献講読（Cowan, The Social Life of Coffee)
29．英語文献講読（Cowan, The Social Life of Coffee)
30．全体の検討　

自由記述欄

邦語文献については、報告者をあらかじめ決めます。英語文献は、最初はややゆっくりと精読し、慣れてきたら毎回一定の分量を講読して、要点を確認していきます。いずれの場合も、事前の準備が求められます。

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