1.オリエンテーション(講義の進め方、評価方法などの説明) 2.プロローグ(とりあげる地域・登場人物の紹介、歴史と風土) 3.信直と為信 ① 「藩祖」信直・為信の登場 4.信直と為信 ② 政治的対立の根源 5.信直と為信 ③ 統一政権との出会い 6.信直と為信 ④ 近世大名への道程 7.領境紛争 ① 領境の設定、領境をめぐる伝説 8.領境紛争 ② 国絵図作成と領境設定 9.領境紛争 ③ 烏帽子山紛争 ―その発端と展開― 10.領境紛争 ④ 烏帽子山紛争 ―幕府裁定による決着とその後― 11.家格渇望 ① 近世武家社会の身分と格式 12.家格渇望 ② 自己認識の定着と大名家格 ―津軽家を例に― 13.家格渇望 ③ 家格をめぐる幕府との争い ―南部家一件― 14.家格渇望 ④ 家格をめぐる幕府との争い ―南部家一件・続― 15.江戸時代の「スパイ」 ① 隣藩との情報戦 16.江戸時代の「スパイ」 ② どのような情報が求められたか 17.蝦夷地警備をめぐって ① 北方問題の発生 18.蝦夷地警備をめぐって ② 警備体制の構築 19.蝦夷地警備をめぐって ③ 警備体制が地域にもたらしたもの 20.蝦夷地警備と大名家格 ① 「餌」にされた家格 21.蝦夷地警備と大名家格 ② 家格上昇運動の展開 22.蝦夷地警備と大名家格 ③ 南部利敬の場合 23.相馬大作事件 ① なぜ、事件は起こったか 24.相馬大作事件 ② 事件の経過 25.相馬大作事件 ③ 事件の結末 26.相馬大作事件 ④ 事件の影響 27.地に落ちた世評 ―轅輿事件をめぐって― 28.つくられた対立 ―地域間交流の存在― 29.維新の戦火 30.エピローグ ―「近世」が地域に残したもの―