コード
CC41-01
系列
系列:日本文学
授業科目
近代文学演習Ⅰ
副題
(詩を読む/研究する)
副専攻
C1
担当者
大塚 美保
単位
4
期・曜時
通年 木2
対象学年
2・3・4年
特記事項
学習目標
自らの力で調査し考察し、その結果を発表する経験を通じて、研究方法と発表技術を身につけ、今後の卒業論文等につなげる。加えて、詩という独特なテクストの読み方と、日本の近現代詩に関する専門的な知識を身につける。
授業概要
詩は文学の精華。言葉の選び方・組み合わせ方はもちろん、文字の配置、挿画・装丁まですべてが磨き抜かれている。詩にふさわしい読み方・研究の仕方とはどのようなものかを学ぶ。受講生はテキストの中から各々1作品を選び、年に2回の研究発表を行う。また毎回皆で意見交換する。
テキスト
大塚常樹ほか編『コレクション現代詩』(おうふう)
参考文献・課題図書
ガイダンスで紹介。
受講生への要望
第1回授業に必ず出席のこと(研究・発表の方法について説明するため)。
なお、この科目の受講希望者は事前に日本語日本文学科研究室で所定の手続きを済ませること。
評価方法
発表および発表資料の内容、出席および平常点(意見交換への参加等)を総合して評価する。
授業計画
1.ガイダンス1:研究・発表の方法/参考文献
2.ガイダンス2:詩を読むための着眼点/研究発表スケジュール
3.研究発表1巡目:受講生は各自が選んだ作品について順次研究
4. 発表を行う。次のようなポイントに留意して進める。
5. ・作品の成立・発表の経緯
6. ・詩人の経歴と詩史上の位置
7. ・掲載誌ないし収録詩集の性格・位置づけ
8. ・作品中の語句の注釈と、全体的内容の理解
9. ・形式上の特徴、形式と内容の関連
10. ・以上を総合して本作品をどう捉えるか
11. ・どのように朗読するのがふさわしいか
12. こうした基本線を押さえた上で、2巡目に向けて課題を整理
13. する。(以上第3~16週)
14.研究発表2巡目:1巡目の発表を練り直した内容に加え、独自
15. の着想に基く、担当作品以外の作品をも視野に入れた、発展
16. した論を発表する。(以上第17~29週)
17.《参考》テキスト収録作品
18.大手拓次「ひびきのなかに住む薔薇よ」
19.伊東静雄「夏の終り」
20.黒田喜夫「音楽家の友への五つの詩」
21.瀧口修造「睡魔」
22.中野重治「きくわん車」
23.中原中也「生ひ立ちの歌」
24.萩原朔太郎「白い月」
25.英美子「砂塵を浴びながら」
26.村野四郎「飛込」
27.宮沢賢治「峠の上で雨雲に云ふ」
28.与謝野晶子「男の胸」
29.吉野弘「I was born」 ほか多数
30.総括:年間のまとめ
自由記述欄
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