2010 syllabus

コード	CB73-01
系列	系列：日本文学
授業科目	近代文学研究Ⅲ
副題	（文学の愉しみ・読みの愉しみ）
副専攻	C1

担当者	川津　誠
単位	2
期・曜時	前期　金3
対象学年	1(B)･2・3・4年
特記事項

学習目標

　近代の文学がどのように表現に苦労し表現する内容を吟味してきたかについて意識的になることをめざす。

授業概要

　詩歌や小説を自分で読んで愉しむとはどういうことでしょう。これまでのあなたの読書体験は愉しいものでしたか。もちろん、愉しむ方法はいろいろあります。いくつかの詩歌作品（三好達治を中心に）、そして小説として今期は林芙美子の『放浪記』、野上弥生子の『真知子』を通して、どのように愉しむことができるのか、考えてみたいと思います。また、詩においては、日本語の表現がいかに豊かになっていったかを考えることもできます。様々な角度から、そこにある「言葉」について考えてみましょう。昭和初年代の文学に向ける視線がポイントになります。

テキスト

　林芙美子『放浪記』（新潮文庫）

参考文献・課題図書

　講義中適宜指示します。

受講生への要望

　読む事、に真剣に、ただし、楽しもうとする姿勢をしっかり持って。

評価方法

　学期末の試験による。日程、方法は講義中指示。

授業計画

１．文学を楽しむということ
２．昭和初年代について
３．詩歌を読む１
４．詩歌を読む２
５．詩歌を読む３
６．詩歌を読む４
７．林芙美子『放浪記』を読む１
８．林芙美子『放浪記』を読む２
９．林芙美子『放浪記』を読む３
10．野上弥生子『真知子』を読む１
11．野上弥生子『真知子』を読む２
12．野上弥生子『真知子』を読む３
13．読むことをめぐって１
14．読むことをめぐって２
15．読むことをめぐって３

自由記述欄

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