コード CB33-01
系列 系列:日本文学
授業科目 古典文学研究Ⅲ
副題 (住まいから読み解く『源氏物語』の世界)
副専攻 C1
担当者 相馬 知奈
単位 2
期・曜時 前期 木4
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

学習目標
 平安文学の舞台となるのは、寝殿造とよばれる貴族の邸である。光源氏や姫君たちが暮した世界が、『源氏物語』にどのように描かれているのかを理解する。
授業概要
 『源氏物語』に描かれる住まいは単なる物語の背景ではなく、物語展開と密接に関わりあっている。当時の習俗や思想がどのような形で物語世界に表現されているのかを、住まいの描写から探っていく。さらに、光源氏や姫君たちの邸の位置を、条坊図を用いて確認する。
テキスト
 プリントを配付する。
参考文献・課題図書
 倉田実編『王朝文学と建築・庭園』(竹林舎、2007)
 その他の参考文献は必要に応じて授業中に紹介する。
受講生への要望
 『源氏物語』を通読しておいてほしい。
評価方法
 平常点と筆記試験により総合的に評価する。
授業計画
1.ガイダンス
2.『源氏物語』概説①
3.『源氏物語』概説②
4.平安時代の住まい
5.悲恋の場・後宮
6.光源氏の邸①―二条院と二条東院―
7.紀伊守の邸―空蟬との出会い―
8.夕顔の邸①―庶民の家―
9.夕顔の邸②―ためらう月―
10.末摘花の邸①―開かない門―
11.末摘花の邸②―狐の住処―
12.朝顔姫君の邸―枯れゆく庭―
13.落葉宮の邸―成長する木立―
14.光源氏の邸②―六条院・亀の上の山―
15.まとめ、筆記試験など
自由記述欄

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