2010 syllabus

コード	AN22-01
系列	系列：キリスト教学Ⅱ
授業科目	キリスト教学Ⅱ－１２
副題
副専攻

担当者	大久保　正健
単位	4
期・曜時	通年　木3
対象学年	3・4年
特記事項	※HD53「キリスト教学特講Ⅲ」と同一

学習目標

①一般の科学と違う哲学の独自性、存在意義を理解することを目標とする。
②西洋哲学とキリスト教が形而上学や自然神学を通じて密接な関連を持ってきたことを理解する。
③講義内容についてノートをとる訓練をする。

授業概要

　古代ギリシアに始まる西洋哲学は、ローマ帝国の国教となったキリスト教との緊張のなかで展開されていった。この科目では、キリスト教と哲学の接触点に注目しながら、哲学者たちが思索した哲学の根本問題を学んでいく。彼らの思想を、単に客観的に知るだけではなく、彼らとともに考えて、哲学という思索が持っている独特の意味を理解していきたいと思う。

テキスト

　『人称的世界の倫理』(勁草書房）

参考文献・課題図書

　重要な文献は、講義の中で紹介する。

受講生への要望

　ノートをしっかりとること。質問があれば、積極的に提出すること。（毎回、出席カードに質問欄がある。）
　この科目用に大学ノートを一冊、用意すること。（ルーズリーフ不可）

評価方法

　平常点(出席・ノート)とレポートによって評価する。

授業計画

１．哲学の役割
２．カール・ヤスパース『哲学入門』
３．ソクラテス
４．志向性とデカルトの「私」
５．世界の構造（空間と時間）
６．ユダヤ＝キリスト教の文化的基盤
７．無からの創造
８．罪観
９．聖戦と国家の創立
10．キリスト教の成立
11．古代ギリシアの文化的特質
12．自然哲学と存在論
13．プラトン
14．アリストテレス
15．人生の意味（ヘレニズムの哲学）
16．ストア哲学・エピクロス哲学・懐疑論
17．新プラトン主義
18．中世における哲学とキリスト教
19．スコラ哲学と神の存在証明
20．ルネサンスの哲学
21．人文主義と宗教改革（源泉の探求）
22．科学革命（ガリレオ・デカルト・ボイル）
23．ホッブズの自然主義
24．ロックと「観念の道」
25．スピノザと理神論
26．宗教的功利主義
27．世俗的功利主義（ベンサム）
28．ジョン・スチュアート・ミル
29．ダーウィン
30．科学・哲学・キリスト教

自由記述欄

連絡先：mookubo@sugino.ac.jp

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