コード WF63-01
系列 人間科学専攻(博士前期課程)
授業科目 国際教育研究特論3
副題 (教育の国際化―人権、UNESCO、ESDなどの観点から―)
副専攻
担当者 伊井 直比呂
単位 2
期・曜時 前期 集中
対象学年 学部3・4年生も可
特記事項

学習目標
 今日、世界共通の基盤的価値で教育が実施されるようになってきている。このような教育の国際化を、「人権としての教育」、UNESCOの理念、ESDの展開などの観点から捉え、どのような基盤的価値で展開しつつあるかを理解する。
授業概要
 最初に、人権とは何かをその発生史から捉え、国際人権法や憲法が述べるところの「人権」を理解する。その上で「人権としての教育」を現実の教育現場から考察し、かつそれらがUNESCOでどのように推進されているか。さらに、近年世界で展開されているESDという実践の意義を述べる。
テキスト
 適宜配布します
参考文献・課題図書
 森島常雄著「魔女狩り」岩波新書D20、
 トマス・ペイン著 西川正身訳「人間の権利」岩波文庫ほか
受講生への要望
 考える
評価方法
 出席50% レポート50%
授業計画
1.教育って何?人権って何?教育現場の実像
2.人権概念の歴史 1215年に遡って
3.構造的な問題としての人権侵害―その諸相
4.「人権としての教育」という概念 日本国憲法から
5.同概念 教育法規(国際教育法を含む)から
6.同概念 国内外の教育裁判事例から
7.同概念 日本から生まれた「学習権」という権利1
8.UNESCO Education For All(EFA)について
9.UNESCOが進めるESD
10.ESDという実践 大阪の二つの異なる文化の高校から①
11.ESDという実践 大阪の二つの異なる文化の高校から②
12.Education For AllとESDとの新しい関係と展開
13.実践上の座標軸をつくる
14.ディスカッション
15.振り返りと整理
自由記述欄

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