コード
TF14-01
系列
社会文化学専攻(博士前期課程)
授業科目
家族・社会システム研究特論Ⅳ
副題
(ライフコース論の考え方と応用)
副専攻
担当者
藤崎 宏子
単位
2
期・曜時
前期 木3
対象学年
学部4年生も可
特記事項
学習目標
ライフコース論の研究系譜と基本的考え方を学び、これを家族研究、高齢者研究などに応用した内外の研究論文を講読することを通して、その適用可能性について検討する。
授業概要
「ライフコース」とは、もっとも素朴には、人間の誕生から死までの生涯にわたる歩みを意味しており、とりたてて目新しい概念とはいえないかもしれない。しかし、ライフコース論の中心的な眼目は、このような人間の一生と全体社会の歴史変動を別個のものとしてではなく、相互関連的にとらえることにおかれている。別言すると、ライフコース論とは、「個人の時間」と「社会の時間」の相互影響関係を意識しつつ、さまざまな社会現象を考察していこうとする立場性の表明であり、それは直接的に社会学の基本的な視座と結びついている。
この演習では、内外の文献を読むことにより、ライフコース論の基本的な概念や考え方を学ぶとともに、さまざまな研究テーマに対するその応用可能性について考えたい。
テキスト
開講時に指示する。
参考文献・課題図書
講義期間中に、随時指示する。
受講生への要望
毎回テキストを講読していくため、これを必ず事前に読んでくること。また、討論には積極的に参加すること。
評価方法
出席状況/報告と発言/レポートなどにより総合的に評価する。
授業計画
1.履修ガイダンス
2.ライフコース論の創出と研究系譜(1)
3.ライフコース論の創出と研究系譜(2)
4.ライフコース論と家族研究:欧米の場合(1)
5.ライフコース論と家族研究:欧米の場合(2)
6.ライフコース論と家族研究:欧米の場合(3)
7.ライフコース論と家族研究:日本の場合(1)
8.ライフコース論と家族研究:日本の場合(2)
9.ライフコース論と家族研究:日本の場合(3)
10.ライフコース論と高齢者研究:欧米の場合(1)
11.ライフコース論と高齢者研究:欧米の場合(2)
12.ライフコース論と高齢者研究:欧米の場合(3)
13.ライフコース論と高齢者研究:日本の場合(1)
14.ライフコース論と高齢者研究:日本の場合(2)
15.学習の振り返りと総括討論
自由記述欄
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