コード TA54-01
系列 日本語日本文学専攻(修士課程)
授業科目 近現代文学研究Ⅰ
副題 (パロディ研究)
副専攻
担当者 大塚 美保
単位 4
期・曜時 通年 木3
対象学年 院生のみ
特記事項

学習目標
 文学はもちろん芸術全般を理解する上で重要な「パロディ」の概念について、現代芸術理論の成果を踏まえつつ理解する。また、研究実践を通じてその分析方法を考える。知識と研究方法を身につけ、修士論文等への布石とする。
授業概要
 パロディはあらゆる芸術ジャンルにおいて創造の重要な契機として現れる。ここではL・ハッチオンの理論を手がかりに、例を日本の近代文学に取り、パロディの概念とその具体的な現れを検証する。講義と演習を組み合わせて進め、受講者にはパロディ芸術の具体例についての研究発表を課す。
テキスト
 リンダ・ハッチオン『パロディの理論』(未来社、辻麻子訳)
参考文献・課題図書
 土田知則ほか『現代文学理論』(新曜社)
 その他は授業中に紹介。
受講生への要望
 
評価方法
 発表、期末レポート、意見交換への参加、出席による。
授業計画
1.ガイダンス:年間計画、発表スケジュール、ほか
2.講義:日本近代文学におけるパロディの実例
3.講義:森鴎外訳『女の決闘』講読
4.講義:太宰治『女の決闘』講読(一~二)
5.講義: 同上        (三~四)
6.講義: 同上        (五~六)
7.演習:太宰『女の決闘』のメタフィクション性
8.演習:太宰『女の決闘』のパロディ性
9.講義:パロディとその関連概念の整理(引用、翻案)
10.講義: 同上  (パランプセスト、間テクスト性)
11.講義:ハッチオン『パロディの理論』講読(第一章)
12.講義: 同上             (第二章)
13.講義: 同上             (第三章)
14.講義: 同上             (第四章)
15.講義: 同上           (第五~六章)
16.演習:パロディ芸術の具体例に関する研究
17.演習: 同上 (以下、受講者が1~2回ずつ発表を行う。
18.演習: 同上  各人の専門に即した例を選定んでよい。)
19.演習: 同上
20.演習: 同上
21.演習: 同上
22.演習: 同上
23.演習: 同上
24.演習: 同上
25.演習: 同上
26.演習: 同上
27.演習: 同上
28.演習: 同上
29.講義:これまでの成果の整理、期末レポートの指示
30.総括:年間のまとめ
自由記述欄

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