コード WL85-01
系列 英語英文学専攻(修士課程)
授業科目 現代作品研究Ⅰ-1
副題 (イギリス小説と他者表象)
副専攻
担当者 中川 僚子
単位 2
期・曜時 前期 火2
対象学年 学部4年生も可
特記事項

学習目標
 20世紀初頭、国民的作家として活躍をしたキプリングだが、ポストコロニアリズム批評によって進んだ再評価は今も安定はしていない。インドを舞台とする短編作品に見られる他者表象を分析し、キプリングの文学性を再考する。
授業概要
 初期の代表的短編の他者表象に注目し、公的な帝国主義的言説とフィクショナルな帝国のイメージが乖離しつつも交錯するキプリングのテクストの二重構造を綿密な読みによって明らかにする。発表と討論を中心とする。
テキスト
 Rudyard Kipling,The Man Who Would Be King and Other Stories, Oxford World's Classics, 2008.
参考文献・課題図書
 適宜、紹介する。
受講生への要望
 予習としての原文精読と討論への積極的参加。
評価方法
 出席、授業への積極的参加、期末レポートで総合的に評価。
授業計画
1.他者表象とは何か
2.「二人のキプリング」
3."The Gate of the Hundred Sorrows" (1)
4."The Gate of the Hundred Sorrows" (2)
5."The Phantom Rickshaw" (1)
6."The Phantom Rickshaw" (2)
7."On the City Wall" (1)
8."On the City Wall" (2)
9."The Man Who Would Be King" (1)
10."The Man Who Would Be King" (2)
11."Baa, Baa, Black Sheep" (1)
12."Baa, Baa, Black Sheep" (2)
13.キプリングと現代批評 (1)
14.キプリングと現代批評 (2)
15.まとめと討論
自由記述欄

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