コード
MG15-01
系列
系列:Ⅰ. English Studies
授業科目
英米文学特講3-2
副題
(喜劇における認識の錯誤)
副専攻
M2
担当者
森 祐希子
単位
2
期・曜時
後期 木3
対象学年
3・4年
特記事項
学習目標
シェイクスピア喜劇における認識の錯誤を考えることで、作品を演劇的約束事や演出という観点から理解する力を養います。
授業概要
シェイクスピアの喜劇ではしばしば認識の錯誤が用いられています。「変装」という演劇的約束事がそのわかりやすい例ですが、この授業では「変装」があまり用いられていない『空騒ぎ』を中心に、このテーマを考えます。現代の演出例を知る上で、ヴィデオ資料なども用いながら学びます。
テキスト
『Much Ado About Nothing』(使用する版は追って指示する)、プリント
参考文献・課題図書
随時授業時間内に紹介します。
受講生への要望
シェイクスピアを読み解く楽しさを体感するために、自分自身でテキストを読み、常に自分なりの解釈を考えるようにしてください。
評価方法
授業時間内の小テストと期末のレポートを予定しています。
授業計画
1.喜劇と認識の錯誤:変装(1)『間違いの喜劇』『十二夜』
2.喜劇と認識の錯誤:変装(2)男装の女性たち
3.喜劇と認識の錯誤:取り違え『夏の夜の夢』(1)
4.喜劇と認識の錯誤:取り違え『夏の夜の夢』(2)
5.『空騒ぎ』:認識の錯誤への準備
6.『空騒ぎ』:自己認識の不確かさ(1)
7.『空騒ぎ』:変装の限界と応用
8.『空騒ぎ』:自己認識の不確かさ(2)
9.『空騒ぎ』:二つのプロット(1)
10.『空騒ぎ』:「見る」ことと認識の錯誤
11.『空騒ぎ』:見かけと実態(1)
12.『空騒ぎ』:二つのプロット(2)
13.『空騒ぎ』:見かけと実態(2)
14.『空騒ぎ』:認識の錯誤と修正の可能性
15.まとめ:喜劇を超えて
自由記述欄
喜劇を成立させているものは何か、という大きな問題が根底にあります。シェイクスピアが現代にどうつながるのか、発想を広げていきたいと思います。授業は講義が中心になってしまうと思いますが、なるべく受講者の皆さんのリアクションも大切にしたいと思っています。
Copyrights 2009 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.
■BACK
■検索システムへ
■TOPへ