コード MA34-01
系列 系列:Ⅰ. English Studies
授業科目 英文学史概説1 A
副題 (Literature of Britain and Ireland in Historical and Other Perspectives I)
副専攻 M2
担当者 扶瀬 幹生
単位 2
期・曜時 前期 月4
対象学年 1(A)・2年
特記事項

学習目標
 「三つの柱」を構える本学英文科生全員の必修科目として、狭義の英文学の通史的概観や名作ガイドにとどまることなく、英文学を含めた広義の英語によるメディア・コミュニケーションに関わる視野と知見を時間的・空間的に拡げていきたい。受講者各自が「忘れがたいこと」「無視できないこと」を自ら発見し、ためらわず自分の言葉で語る能力の開発に主眼を置く。
授業概要
・授業は4回を1サイクルとして行う。前期の各サイクルで扱う時代は以下のとおり:「先史から中世」「ルネサンス」「内乱と新古典主義」
・各回の講義はハンドアウトを解説・補足する形で、適宜作品や歴史的資料を参照しながら基本事項についての理解を固める。
・各回の講義後、ハンドアウトで指定した基本事項についてのオンライン・クイズを提示するので、期限内に各自復習。(各自の復習状況は自動的にログに記録)
・各サイクル終了後、受講者各自が講義をヒントにして独自に考えたり調べたりしたことについてオンラインで発見報告。(前期は日本語で)

 講義についても、受講者各自の発見報告についても、狭義の「イギリス」「文学」に話題を限定せず、さまざまな関連領域に自在に視界が開けるよう配慮したい。
テキスト
 ハンドアウトおよびオンライン資料として提示する。
参考文献・課題図書
A Web Companion to the Norton Anthology of English Literature(オンライン)
Bloomsbury Dictionary of English Literature(オンライン)
GALE: Literature Resource Center(オンライン、学内限定)
・ロバート・イーグルストン著/川口喬一訳『「英文学」とは何か--新しい知の構築のために』(2003)
受講生への要望
 受講者に期待されるのは、はじめから一様に「記憶」されるべきものとして用意された「英文学史」の習得ではなく、英文学史に因む受講者各自の「発見史」を自分の手で織り上げていくことである。
評価方法
 出席、課題(オンラインクイズと発見報告)、期末試験
授業計画
1.Introduction
2.Pre-History to the Middle Ages (1): The Celts, the Romans, the Anglo-Saxons
3.Pre-History to the Middle Ages (2): Old English and Early Middle English Literature
4.Pre-History to the Middle Ages (3): Late Middle English Literature
5.Pre-History to the Middle Ages (4): Women Writers / Wales, Scotland & Ireland
6.The Renaissance (1): The Making of “English” National Identity
7.The Renaissance (2): Poetry
8.The Renaissance (3): Drama
9.The Renaissance (4): Women
10.The Early 17th Century to the Late 18th Century (1): An Overview of the "Drama" of the Two Centuries
11.The Early 17th Century to the Late 18th Century (2): Poetry
12.The Early 17th Century to the Late 18th Century (3): Drama
13.The Early 17th Century to the Late 18th Century (4): Prose
14.オンラインクイズ(各回終了後1週間以内)
15.発見報告(各サイクル終了後1週間以内)
自由記述欄

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