2009 syllabus

コード	JH14-01
系列	系列：教育学・初等教育学
授業科目	教育学演習１　Ａ
副題
副専攻	J1

担当者	（前）永田　佳之・（後）鶴田　敦子
単位	4
期・曜時	通年　火3
対象学年	2年
特記事項

学習目標

（前期）教育や学校に関する「自明性の罠」からの解放を狙いとする。
（後期）教育学に関する最低限の知識を持ち、諸問題を教育学的に論じることができる。

授業概要

（前期）多様な教育理論や実践にふれることを通して、学校教育、ひいては教育や学習じたいについて「当たり前」であると認識していることを「当たり前でないもの」として捉え直し、伝統的な教育観や従来の子供観について吟味する。
（後期）様々な教育現象を教育学的にとらえる力量を身につけることを目標に、教育に関する基礎的知識を得ること、論理的に考え、自分の言葉で語ることを重視する。

テキスト

（前期）講義にて配布
（後期）柴田義松・山崎準二編『教育原論』学文社、2006

参考文献・課題図書

（前期）永田佳之『オルタナティブ教育：国際比較に見る21世紀の学校づくり』新評論

受講生への要望

（前期）グループでの発表を行うので積極的な参加を望む
（後期）各自の問題意識をもって臨むこと

評価方法

（前期）発表、討論、レポート
（後期）発表、討論、レポート

授業計画

１．オリエンテーション
２．教育とオルタナティブ　
３．「世界でいちばん自由な学校」からの問いかけ
４．アジアの学校教育
５．　子ども村学園（タイ）
６．欧州の学校教育
７．　シュタイナー教育（ドイツ等）
８．　フリースコーレ（デンマーク）
９．　イエナプラン（オランダ）
10．　レッジオエミリア（イタリア）
11．米国の民主学校
12．　サドベリーバレー
13．　チャータースクール
14．日本の教育再考（「学校の森」とは）
15．比較教育学へ
16．ガイダンス
17．教育学への導入①教育学的にとらえるということ
18．　　　　　　　②経験の理論化
19．教育とは何か①教育と教化
　　　　　　　　②発達の最近接領域と教育
20．学校教育を問う①学校の成立
　　　　　　　　　②教育課程の編成
21．　　　　　　　③学習指導要領
　　　　　　　　　④隠れたカリキュラム
22．　　　　　　　⑤不登校の意味
23．　　　　　　　⑥学校の問い直し
24．子ども・生涯学習　①成人教育
　　　　　　　　　　　②家庭教育　　　　　
25．　　　　　　　　　③子どもの権利条約にみる子ども観
26．現代社会と教育　①分離教育と統合教育　　　　　
27．　　　　　　　　②多文化教育
28．各自のプレゼンテーション①
29．各自のプレゼンテーション②
30．教育学を主体的に学ぶために

自由記述欄

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