コード
JC87-01
系列
系列:教育学・初等教育学
授業科目
体育学特講
副題
(文化としての身体と体育・スポーツ)
副専攻
担当者
清水 諭
単位
2
期・曜時
前期 集中
対象学年
2・3・4年
特記事項
学習目標
スポーツイベントとそのシステムの歴史、さらに学校教育における体操や運動会の歴史を学びながら、身体をめぐる文化政治(人種、民族、ジェンダー、ナショナリティなど)のありようを理解する。
授業概要
甲子園野球、オリンピック、FIFAワールドカップなどのスポーツイベントとメディア、テクノロジー、グローバル資本企業の戦略、及び消費社会の進展との関係性を学ぶ。さらに、学校教育における身体構築の歴史を学ぶことから、私たちの身体とそのイメージが文化的社会的に作られていることを認識する。
テキスト
清水諭(編)『オリンピック・スタディーズ』(せりか書房、2004)(購入については、授業時に説明します)
参考文献・課題図書
清水諭『甲子園野球のアルケオロジー』(新評論、1998);杉本厚夫(編)『体育教育を学ぶ人のために』(世界思想社、2001);有元健・小笠原博毅(編)『サッカーの詩学と政治学』(人文書院、2005)
受講生への要望
自分がスポーツをする、見る、聞く、読むといった経験と授業内容を結びつけながら考え、行動していただければ幸いです。
評価方法
筆記試験(75%)と授業中に指示した提出物(25%)による。
授業計画
1.箱根駅伝をどのように読み解くか?
2.テレビとスポーツの物語:甲子園野球
3.スポーツのビジネス化とメディアとしての身体
4.1960年代アメリカと人種問題:1968年メキシコ
5.モハメド・アリの軌跡:社会運動とスポーツ
6.フットボールにおける人種差別と「フーリガン」
7.美と人種差別:1936年ベルリンと『民族の祭典』
8.スポーツの東京:1940-1960-2016の都市構築と国家
9.女性アスリートの表象と歴史
10.作られた身体-飼い慣らされた身体:体操と規律訓練
11.運動会の歴史と権力作用
12.デンマーク民衆学校の思想と実践
13.スポーツの文化・体育の文化:身体文化の伝播と受容
14.サポーター文化の生成と展開:民衆による想像と創造
15.身体の文化政治を読み解く
自由記述欄
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