2009 syllabus

コード	JC52-01
系列	系列：教育学・初等教育学
授業科目	比較教育学
副題	（教育制度と学校文化の国際比較）
副専攻	J1

担当者	澤野　由紀子
単位	4
期・曜時	通年　木4
対象学年	1(B)･2・3・4年
特記事項

学習目標

　各国の教育制度の類型に関する知識を習得するとともに、英語その他の外国語による各国教育情報の収集と読解の方法、正確な事実やデータにもとづく比較分析の基礎的手法を身につける。

授業概要

　2000年代に入り、国際学力調査の結果が各国のメディアで大きく取り上げられ、「比較教育学」が再び注目を集めている。前期は、「比較教育学」の歴史と方法論を紹介するとともに、教科書にもとづき世界各国の学校教育制度とカリキュラムの成り立ちを検討する。後期は、文献、国際教育統計・学力調査等のデータを用いて、トピック別に各国横断的な比較分析を行うとともに、国際機関による比較教育研究・調査の意義について考察する。

テキスト

　二宮晧『世界の学校』学事出版、２００６年。その他プリントを配布する。

参考文献・課題図書

　マーク・ブレイ編著『比較教育学-伝統・挑戦・新しいパラダイムを求めて』東信堂、２００５年
　澤野由紀子他編『揺れる世界の学力マップ』明石書店、２００９年

受講生への要望

　日本の教育制度や教育問題についても常に関心をもちながらテーマを絞り、関心のある国・地域との比較研究に積極的に取り組むこと。

評価方法

　平常点、試験（前期）、グループ発表およびレポート（後期）等により総合的に評価する。

授業計画

１．オリエンテーション「比較教育学」とはどのような学問か
２．「比較教育学」の歴史と方法論
３．21世紀の「比較教育学」の方向性
４．各国の学校制度とカリキュラム（１）　日本
５．各国の学校制度とカリキュラム（２）　アメリカ
６．各国の学校制度とカリキュラム（３）　イギリス
７．各国の学校制度とカリキュラム（４）　フランス
８．各国の学校制度とカリキュラム（５）　ドイツ
９．各国の学校制度とカリキュラム（６）　ロシア
10．各国の学校制度とカリキュラム（７）　フィンランド
11．各国の学校制度とカリキュラム（８）　中国
12．各国の学校制度とカリキュラム（９）　韓国
13．各国の学校制度とカリキュラム（１０）ブラジル
14．各国の学校制度とカリキュラム（１１）南アフリカ
15．前期のまとめ
16．国際学力調査結果の読み解き方
17．グローバル化と各国の教育政策形成：外国語教育等
18．教育の多様性と地域性：ＥＵ、北欧、ＣＩＳ、ＡＰＥＣ等
19．国際教育協力と「比較教育学」
20．テーマ別比較分析（１）
21．テーマ別比較分析（２）
22．テーマ別比較分析（３）
23．テーマ別比較分析（４）
24．テーマ別比較分析（５）
25．テーマ別比較分析（６）
26．テーマ別比較分析（７）
27．テーマ別比較分析（８）
28．テーマ別比較分析（９）
29．テーマ別比較分析（１０）
30．全体のまとめ

自由記述欄

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