コード HE21-01
系列 系列:その他
授業科目 哲学特殊演習Ⅰ
副題
副専攻
担当者 加藤 和哉
単位 2
期・曜時 通年 火1
対象学年 4年
特記事項

学習目標
①学術論文の性格を理解し、論文執筆上の留意点を理解する。
②論文執筆の方法を実習する。
③卒業論文の作成にあたり、主題、方法、資料などの妥当性を検討する。
④卒業論文の執筆にあたり、個別的・具体的な指導を受ける。
授業概要
 4年生を対象とした卒業論文の指導を行います。

 卒業論文は、学術論文の一種です。それは自分の個人的な意見や感想を述べるものではなく、哲学の論文を作成するということは、①各自の関心に応じて設定した研究テーマを、原典や参考文献の読解を通じて追求するだけではなく、②その成果を他人に分かるように表現するということです。そのためには、特定の主題について、学問的な方法で検討し、根拠を示しながら、論理的に結論を展開しなければなりません。学術論文の書き方を実践的に身につけてもらいます。

 また必要に応じて取り決めにより、授業は個別指導に振り替えて行います。

(連絡先 kazkato@u-sacred-heart.ac.jp)
テキスト
 特になし。
参考文献・課題図書
 山内史朗『ぎりぎり合格への論文マニュアル』平凡社新書
受講生への要望
 卒業論文を書き上げるまであと8ヵ月半です。遅くとも、夏期休暇中に執筆を始め、後期に入ったら、草稿の検討をはじめる予定でいてください。
評価方法
 平常点によります。
授業計画
1. 導入1 卒業論文の執筆について
2. 導入2 学術論文とは何か
3. 導入3 資料、参考文献の扱い方
4. 導入4 主題の見つけ方
5. 実習1 学術論文の執筆法(1)
6. 実習1 学術論文の執筆法(2)
7. 実習1 学術論文の執筆法(3)
8. 実習1 学術論文の執筆法(4)
9. 実習2 卒業論文主題と方法の検討(1)
10. 実習2 卒業論文主題と方法の検討(2)
11. 実習2 卒業論文主題と方法の検討(3)
12. 実習2 卒業論文主題と方法の検討(4)
13. 実習3 卒業論文執筆計画の作成(1)
14. 実習3 卒業論文執筆計画の作成(2)
15. 実習3 卒業論文執筆計画の作成(3)
16. 実習4 卒業論文草稿の推敲と検討(1)
17. 実習4 卒業論文草稿の推敲と検討(1)
18. 実習4 卒業論文草稿の推敲と検討(2)
19. 実習4 卒業論文草稿の推敲と検討(3)
20. 実習4 卒業論文草稿の推敲と検討(4)
21. 実習5 卒業論文の仕上げ(1)
22. 実習5 卒業論文の仕上げ(2)
23. 実習5 卒業論文の仕上げ(3)
24. 実習5 卒業論文の仕上げ(4)
25. 実習5 卒業論文の仕上げ(5)
26. 実習5 卒業論文の仕上げ(6)
27. 振り返り(1)
28. 振り返り(2)
29. 振り返り(3)
30. 振り返り(4)
自由記述欄
 日本の大学までの教育では、日記や感想文など日常的、個人的な文章を書く機会は多くても、論理的・客観的な文章を書く指導は十分になされていません。大学で、授業のレポートなどをみても、個人的な感想に終始している場合も珍しくないのが現状です。それでは、卒業論文にはまったく通用しません。

Copyrights 2009 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ