コード
HD72-01
系列
系列:キリスト教学
授業科目
キリスト教学演習Ⅱ
副題
(シモーヌ・ヴェイユの文明論)
副専攻
H1
担当者
冨原 眞弓
単位
4
期・曜時
通年 水4
対象学年
2・3・4年
特記事項
学習目標
第二次世界大戦時のヨーロッパの精神状況を、当時の証言や資料の解読を通して把握する。
授業概要
ヴェイユの主著『根をもつこと』の第2部「根こぎ」をフランス語で読む。哲学的真理と社会的アンガージュマンの混じりあう場としての文明論を研究する。必要に応じて日本語訳も参照する。
テキスト
Simone Weil,
L'enracinement
, 1949.(講義の進展に合わせて随時配布する)
参考文献・課題図書
講義の進展に合わせて随時配布する。
受講生への要望
複数回の研究発表と要約作成を行い、積極的な姿勢が求められる。初歩的なフランス語の知識が必要だが、並行してのフランス語習得に励む姿勢があれば、受講できる。
評価方法
出席率、口頭発表、要約作成、演習・講義への貢献、リサーチ・レポート等により総合的に評価する。
授業計画
1.0-1 ヴェイユの略年譜
2.0-2 ヴェイユの著作解題
3.0-3 『根をもつこと』解題
4.0-4 時代の脈絡
5.1-1 工場労働者の根こぎ
6.1-2 工場労働の分析
7.1-3 失業と軍需の関連
8.1-4 失業と未熟練工の関連
9.1-5 ロシア革命の功罪
10.1-6 根こぎと偶像崇拝
11.1-7 思考の隷従
12.2-1 農業従事者の根こぎ
13.2-2 植民地政策と民族の根こぎ
14.2-3 若年労働者の教育
15.2-4 徒弟制度の代替物
16.2-5 公教育の改革
17.2-6 宗教教育の意義
18.3-1 根こぎと国民
19.3-2 国家と国民
20.3-3 フランス王国の成立
21.3-4 国民主権の幻想
22.3-5 フランス革命の功罪
23.3-6 偶像としての国家
24.3-7 権威の失墜
25.3-8 非戦主義の弱点
26.3-9 ドイツとフランスの病弊
27.3-10 ローマによるキリスト教の変質
28.3-11 南仏の異端カタリ派
29.3-12 憐みの復権
30.1年の総括
自由記述欄
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