コード
HD52-01
系列
系列:キリスト教学
授業科目
キリスト教学特講Ⅱ
副題
副専攻
H1
担当者
大貫 隆
単位
4
期・曜時
通年 火2
対象学年
2・3・4年
特記事項
学習目標
聖書(特に新約聖書)の思考方法と世界観の根本を理解することを通して、異なる宗教、文化、世界観および価値観との違いと共通性を発見しながら、自分自身の世界観と価値観の育成に役立てる。
授業概要
歴史上の人物であるイエスの活動と生涯、原始キリスト教の成立、新約聖書の中のパウロ文書、福音書、その他の文書の順で取り上げる。続いて、新約聖書の後に書かれた「使徒教父文書」およびグノーシス主義を含む「外典文書」を取り上げて、「正統」と「異端」の問題を考える。
テキスト
旧新約聖書、大貫隆『イエスという経験』(岩波書店)、同『グノーシスの神話』(岩波書店)
参考文献・課題図書
そのつど教室で指示する。
受講生への要望
私語厳禁
評価方法
出席状況、アンケート、期末教室試験による綜合判定
授業計画
1. 歴史上の人物としてのイエスの活動と生涯。
特にイエスが宣べ伝えた「神の国」とは何であったのか。
2. 〃
3. 〃
4. 〃
5. 原始キリスト教の成立。特にイエスの直弟子たちが到着した
「復活信仰」とは何であったのか。
6. 〃
7. パウロの活動と生涯および思想。キリスト教の迫害者
であったパウロはどうして回心してキリスト教徒になったか。
彼の思想はどのようなものであったか。
8. 〃
9. 〃
10. 福音書の成立。福音書とはどのような書物で、どう読めばよいのか。
11. 〃
12. 〃
13. 〃
14.
15.
16. ヨハネ黙示録。ヨハネ黙示録が描くおどろおどろしい世界の
終末劇は何を伝えたいのか。
17. 〃
18. 第二パウロ書簡。コロサイ書とエフェソ書はパウロの
思想をどう発展させているか。同時代のヘレニズムの
世界観とどう向き合っているか。
19. 〃
20. 牧会書簡と合同書簡。一世紀末からニ世紀にかけて
キリスト教会はどのように制度化して行ったか。
彼らはどのような問題に直面していたか。
21. 〃
22. 使徒教父文書。「使徒教父」とはイエスの直弟子たちの
次の世代の教会の指導者たち。どのような人がいて、どう活躍したか。
23. 〃
24. グノーシス主義の登場。
「グノーシス主義」とはいったい何なのか。
『ユダの福音書』はそのグノーシス主義の一部。
彼らは何を考えていたのか。
25. 〃
26. 〃
27. 〃
28. 〃
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