2009 syllabus

コード	HA55-01
系列	系列：哲学・思想史
授業科目	日本思想史学演習Ⅰ
副題	（日本思想の基礎知識～日本神話）
副専攻	H1

担当者	長野　美香
単位	4
期・曜時	通年　金2
対象学年	1(B)･2・3・4年
特記事項

学習目標

　日本の古典文献を精読する方法の獲得を目標とする。また日本思想分野について基本的な教養を身につけることを目指す。

授業概要

　とにかく『古事記』を読んでみたい。同書を学術的に読むにはいろいろ難しい問題はあるのだが，しかしだからといって日本神話も知らないまま文学士を気どることにも問題はあるだろう。というわけなので，できるかぎりいろいろな書物を参考にして，とにかく読み通してみようというのがこの授業の志であり，概要である。

テキスト

　次田真幸『古事記（上・中・下）』講談社学術文庫 1977～84年

参考文献・課題図書

　倉野憲司校注『古事記』岩波文庫 1963年／武田祐吉訳注・中村啓信補訂『新訂古事記』角川文庫 1977年／西郷信綱『古事記注釈』ちくま学芸文庫 2005～06年

受講生への要望

　受講者は毎回授業の初めに，その日に扱う箇所について簡単なペーパーを提出する。レポーターは参考書等を駆使して精緻なレジュメを心がける。全員が電子辞書程度は持参のこと。

評価方法

　授業への参加姿勢。出席状況。担当箇所のレポート，ペーパーの提出状況。

授業計画

１．授業の進め方について
２．序
３．天地のはじめ
４．イザナキとイザナミ
５．黄泉の国
６．アマテラスとスサノヲ－天の石屋戸
７．ヤマタノヲロチ
８．オホクニヌシ－因幡の白兎
９．オホクニヌシの求婚
10．スクナヒコナとの国造り
11．アシハラノナカツクニの平定
12．ニニギノミコト－天孫降臨
13．サルタヒコとアメノウズメ－コノハナサクヤビメ
14．海幸・山幸
15．ウガヤフキアヘズの誕生
16．神武天皇～開化天皇
17．崇神天皇・垂仁天皇
18．景行天皇・成務天皇
19．仲哀天皇
20．応神天皇
21．仁徳天皇
22．履中天皇・反正天皇
23．允恭天皇
24．安康天皇
25．雄略天皇
26．清寧天皇
27．顕宗天皇～推古天皇
28．まとめ
29．予備日
30．予備日

自由記述欄

■BACK　■検索システムへ　 ■TOPへ