コード HA24-01
系列 系列:哲学・思想史
授業科目 存在論
副題
副専攻 H1
担当者 河上 正秀
単位 4
期・曜時 通年 水2
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

学習目標
 近代哲学史を通して、哲学の伝統に不可欠な基礎学である存在論について理解する力を獲得することをめざす。人間と世界との存在論的な関係を探求するが、最終的に現代のわれわれにとっての存在論の意味を考える。
授業概要
 全体としては、現代における存在論の哲学的意義について探求する。人間は「ある」という事実性に目覚め、それへの問いなしには生きてこなかった唯一の存在である。実在としての人間が世界の存在者との出会いを哲学的に思索し、またさらにそれら存在者を存在させている存在そのものを把握しようとしてきたかについて講じる。
テキスト
 飯塚勝久・水野建雄編著『ヨーロッパ精神史』北樹出版
参考文献・課題図書
 河上正秀『行為と意味・技術時代の人物像』未知谷
 木田元『ハイデガーの思想』(その他、詳細は開講時に説明する)
受講生への要望
 授業の主題に対して関心をもっていること
評価方法
 授業は講義形式で行う。評価は筆記試験で行う予定。
授業計画
1.全体の授業に関するガイダンス・資料紹介など
2.主題についての方法論の明示
3.存在論についての現代的解釈の提示Ⅰ 20世紀以後の問題
4.存在論についての現代的解釈の提示Ⅱ 20世紀以後の問題
5.哲学史における存在論の変遷史 その序
6.古代ギリシアの存在論Ⅰ 存在論と形而上学
7.古代ギリシアの存在論Ⅱ 存在論と形而上学
8.中世の存在論Ⅰ
9.中世の存在論Ⅱ
10.近代初期の存在論Ⅰ ルネッサンスと自然学
11.近代初期の存在論Ⅱ ルネッサンスと自然学
12.17世紀近代哲学と存在論Ⅰ デカルト他
13.17世紀近代哲学と存在論Ⅱ デカルト他
14.17世紀近代哲学と存在論Ⅲ デカルト他
15.前期授業の総括
16.後期授業の展望と目標
17.18世紀近代哲学と存在論Ⅰ カント他
18.18世紀近代哲学と存在論Ⅱ カント他
19.18世紀近代哲学と存在論Ⅲ カント他
20.19世紀近代哲学と存在論Ⅰ ヘーゲル他
21.19世紀近代哲学と存在論Ⅱ ヘーゲル他
22.19世紀中期の哲学と存在論Ⅰ ショーペンハウアー他
23.19世紀中期の哲学と存在論Ⅱ ショーペンハウアー他
24.19世紀中期の哲学と存在論Ⅲ ショーペンハウアー他
25.19世紀末の哲学と存在論 ニーチェ他
26.20世紀初期の哲学と実存の存在論Ⅰ M・ハイデガー他
27.20世紀初期の哲学と実存の存在論Ⅱ M・ハイデガー他
28.20世紀後半の哲学と実存の存在論Ⅰ サルトル他
29.20世紀後半の哲学と存在論 ポスト実存哲学と存在論の意義
30.現代における存在への問いの歴史的な意義:全体の総括
自由記述欄

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