コード
GG35-01
系列
系列:国際文化領域(国際文化系)
授業科目
ドイツの社会と文化(1)
副題
(世紀末ウィーンとハプスブルク神話)
副専攻
G1
担当者
桂 元嗣
単位
2
期・曜時
前期 木2
対象学年
1(A)・2・3・4年
特記事項
学習目標
芸術作品を鑑賞しつつ、特定の文化の背景にある社会のしくみや問題点を読み取ることができるようになる。オーストリアの成り立ちをフランス革命以後のナショナリズムの観点から理解できるようになる。
授業概要
19世紀末から20世紀初頭のウィーンを彩る芸術や文化からは、ある共通の社会的背景(価値崩壊とその克服、自我や言語をめぐる問題など)を見てとることができる。本講義ではそれを建築、絵画、音楽、文学などの具体例を参照しながら明らかにする。
テキスト
授業内で適宜プリントを配布する。テキストは日本語のものを使用する。
参考文献・課題図書
授業中に指示する。
受講生への要望
ウィーンの世紀末芸術は、華やかさの背後に多くの問題をかかえていました。それはどういったものなのか、授業を通じて考えてみてください。
評価方法
出席状況や定期試験などを総合的に評価する。
授業計画
1.イントロダクション 世紀末ウィーンの概要
2.建築(1)ウィーンの街並みとリング通りの建築
3.建築(2)建築家アードルフ・ロースと装飾の問題
4.絵画(1)ユーゲントシュティールと分離派の活動
5.絵画(2)グスタフ・クリムトの作品
6.絵画(3)ウィーン工房からバウハウスへ
7.音楽と舞台(1)マーラーとその周辺
8.音楽と舞台(2)オペラとオペレッタ
9.カフェ文化(1)ウィーンのカフェハウス
10.カフェ文化(2)新聞とフェイェトーン(文芸欄)文学
11.文学(1)「若きウィーン」の活動
12.文学(2)シュニッツラーとフロイト
13.文学(3)ホーフマンスタールと言語
14.前期のまとめ
15.前期期末試験
自由記述欄
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