2009 syllabus

コード	EH31-02
系列	系列：社会調査関連
授業科目	データ分析の基礎　Ｂ
副題
副専攻

担当者	久木元　真吾
単位	2
期・曜時	後期　火2
対象学年	3・4年
特記事項

学習目標

　社会調査データや統計データに基づいた資料を理解するために必要な知識を身につける。あわせて、各種データを実際に扱いながら、基本的なデータの分析手法を習得する。

授業概要

　この科目では、主に社会学的な視点からの統計データの理解にとって必要な知識や手法を、基本的なものから順に学んでいく。講義に加えて、学んだ知識や手法を生かしながら、電卓やコンピュータを用いて自ら計算・分析することも履修者に課す予定である。
　（この科目は、社会調査士標準カリキュラムのＣ科目（基本的な資料とデータの分析に関する科目）に対応している。）

テキスト

　特になし（別途プリントを配布）。

参考文献・課題図書

　必要に応じて指示・紹介する。

受講生への要望

　出席重視。数学的な知識は特に前提としないが、数学的な考え方を身につけることは不可欠であり、積極的に学ぶことが求められる。欠席した場合は、次回の講義までに、前回までの講義内容を自ら学び理解しておくこと。
　資格認定のための科目となっているため、一定水準の成績到達が単位認定の必須条件となるので、留意されたい。
　その他、履修上の注意点の詳細は初回の講義で説明する。

評価方法

　学期末に試験と小レポートの両方を課す予定。成績評価は総合的に行うが、試験の比重を高くする予定である。

授業計画

１．イントロダクション
２．データを読む前に（1）：さまざまな統計データ
３．データを読む前に（2）：データの基本構造
４．基本ツール（1）：データの整理（単純集計、度数分布）、平均・最頻値・中央値
５．基本ツール（2）：分散と標準偏差
６．基本ツール（3）：ばらつき具合の比較、分布の指標
７．集計と読み方（1）：独立変数と従属変数、クロス表による集計
８．集計と読み方（2）：クロス表における独立、観測度数と期待度数、カイ２乗値
９．集計と読み方（3）：統計的検定の考え方と分析結果の読み方
10．二変量の関係（1）：散布図と相関関係、共分散、相関係数
11．二変量の関係（2）：相関関係と因果関係、疑似相関
12．質的データ: テキストデータの読み方と分析
13．分析の実践（1）
14．分析の実践（2）
15．まとめ

自由記述欄

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