コード DD12-01
系列 系列:東洋史
授業科目 中国近代史
副題 (毛沢東と鄧小平の人民共和国)
副専攻 D2
担当者 味岡 徹
単位 4
期・曜時 通年 木3
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

学習目標
 1949年に始まる中華人民共和国の歴史を、2人の最高指導者の足跡を追う形で学ぶ。
授業概要
 中華人民共和国の60年の歴史は、その前半は毛沢東によって、後半は鄧小平によって形作られたと言っても過言ではない。この2人の指導者が中国をどのように認識し、国家建設にどのように取り組んだかを、彼らの生涯を振り返る形で検討してみたい。
テキスト
 テキストは使わず、プリントを配布する。
参考文献・課題図書
 竹内実『毛沢東』、岩波新書、1989年9月。
 矢吹晋『鄧小平』、講談社現代新書、1993年6月。
受講生への要望
 教室内では携帯電話・PHSに触れず、また少しも音が出ないようにして下さい。
評価方法
 1回のレポート提出と1回の筆記試験を課し、その評価を主にしつつ、出欠、研究論文の紹介作業などを加味する。
授業計画
1.序論―毛沢東、鄧小平研究の現状
2.青年時代1:毛沢東の青年時代と湖南自治運動
3.青年時代2:鄧小平のフランス留学時代
4.革命運動1:中国共産党の結成と国共合作
5.革命運動2:国共合作の崩壊とソビエト革命への転換
6.視聴覚教材の鑑賞
7.革命運動3:ソビエト革命時期の鄧小平
8.革命運動4:「長征」と遵義会議
9.日中戦争時期1:日中戦争と毛沢東の4つの敵
10.日中戦争時期2:八路軍中の鄧小平
11.研究論文の紹介と批評
12.戦後内戦1:戦後の国共交渉とその決裂
13.戦後内戦2:内戦時期の鄧小平の軍事指導
14.毛沢東時代1:中華人民共和国の成立
15.毛沢東時代2:朝鮮戦争と社会主義改造の推進
16.毛沢東時代3:「冒進」と「反冒進」の党内闘争
17.視聴覚教材の鑑賞
18.毛沢東時代4:反右派闘争と「階級闘争」論
19.毛沢東時代5:「大躍進」政策の失敗と廬山会議
20.毛沢東時代6:後継者問題と「党内修正主義」論
21.毛沢東時代7:文化大革命と鄧小平の失脚
22.毛沢東時代8:第一次天安門事件と鄧小平の再失脚
23.研究論文の紹介と批評
24.鄧小平時代1:毛沢東没後における鄧小平の再復活
25.鄧小平時代2:文革路線から改革開放路線への転換
26.鄧小平時代3:1978-79年の民主化運動と政治改革課題
27.鄧小平時代4:1986-87年と89年の民主化運動
28.鄧小平没後の中国1:江沢民の鄧小平路線継承
29.鄧小平没後の中国2:改革開放政策の成果と問題点
30.結論
自由記述欄

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