2009 syllabus

コード	CD56-01
系列	系列：日本語学
授業科目	日本語学研究Ⅲ
副題	（人を表す表現）
副専攻	C1

担当者	森　雄一
単位	2
期・曜時	前期　金2
対象学年	2・3・4年
特記事項

学習目標

　「人を表す表現」をどのように言語学的に分析するかについて学ぶ。

授業概要

　「人を表す表現」について言語学的に考える。たとえば、みなさんは「わたし」と「あたし」をどのように切り替えて使っているだろうか、店員が客に「あなた」といったら何故失礼に感じられるのだろうか、「私」と「自分」の違いはどのようなものだろうか、このような身近な現象を最新の言語学の道具立てを使って説明していく。

テキスト

　プリントを配布する。　

参考文献・課題図書

　授業中に指示する。　

受講生への要望

　遅刻をしないこと。やむをえない事情がないかぎり、出欠確認時に不在の者は欠席扱いとする。　

評価方法

　出席状況が良好であること、レポートがすべて提出されていることが単位取得の前提となる。その上で、レポートの質により成績評価を行う。

授業計画

１．イントロダクション
２．現代日本語における自称指示・対称指示
３．現代日本語における第三者指示
４．ポライトネス理論と「人を表す表現」
５．「自分」の研究史と公的自己・私的自己論
６．省略現象と主体化・客体化
７．２～６の３復習とケーススタディ
８．古代日本語における「人を表す表現」１
９．古代日本語における「人を表す表現」２
10．古代日本語における「人を表す表現」３
11．中世日本語における「人を表す表現」
12．明治期日本語における「人を表す表現」
13．提出レポートの紹介・検討
14．提出レポートの紹介・検討
15．まとめ

自由記述欄

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