2009 syllabus

コード	CB36-01
系列	系列：日本文学
授業科目	古典文学研究Ⅵ
副題
副専攻	C1

担当者	齋藤　真麻理
単位	2
期・曜時	後期　金4
対象学年	2・3・4年
特記事項

学習目標

　御伽草子を素材として、室町文芸の世界を考究する。

授業概要

　御伽草子『ふくろふ』は、老いた梟が美しい鷽姫に恋をし、悲劇を招く物語である。多くの言葉遊びが用いられ、鳥たちの歌合も繰り広げられるなど、本作品は室町文芸の楽しさに満ちている。「絵を読む」面白さを味わいながら、日本語の特質や日本文化史についても考えてみたい。

テキスト

　プリントを配布する。

参考文献・課題図書

　『太陽　古典と絵巻シリーズ３　お伽草子』（平凡社）・『室町時代物語大成』（角川書店）

受講生への要望

　配布プリントは各自責任を持って受け取り、保管すること。

評価方法

　試験及び出席等の平常点。

授業計画

１．御伽草子概説（１）
２．御伽草子概説（２）
３．『ふくろふ』読解（１）―雨の日の徒然に―
４．『ふくろふ』読解（２）―老いた梟の恋―
５．『ふくろふ』読解（３）―年齢の話―
６．『ふくろふ』読解（４）―鳥たちの擬人名―
７．『ふくろふ』読解（５）―鳥の歌合―
８．『ふくろふ』読解（６）―鷽姫の最期―
９．『ふくろふ』読解（７）―亡き人を偲ぶ―
10．老僧と貴婦人の恋
11．オノマトペ―人は鳥の声をどう聞いたか―
12．挿絵をめぐる諸問題
13．狂言と御伽草子
14．近代の日本画から
15．総括

自由記述欄

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