2009 syllabus

コード	CA65-01
系列	系列：日本文学
授業科目	日本文学史Ⅴ
副題	（明治・大正期の文学）
副専攻	C1

担当者	大塚　美保
単位	2
期・曜時	前期　火2
対象学年	2・3・4年
特記事項

学習目標

　明治・大正期の文学史を学ぶ。中でも、主要ジャンルの座をしだいに獲得して行った小説を中心に学んで行く。近代日本の文学・文化・社会を考える上で欠かせない知識を身につけ、今後履修することになる卒業論文・演習などの基礎とする。

授業概要

　近代の日本社会が経験した変革のうねりの中、文学はどのように変貌したのか。中でも小説はいつ、どのように誕生し、どんな試行錯誤を経て一つの確立を見たのか。明治から大正までの歩みをたどる。講義形式。文芸思潮の説明を「○○主義」で済ますことなく、その内実を明らかにするよう努める。

テキスト

　とくに指定せず、プリントを配布。

参考文献・課題図書

　授業中に紹介する。

受講生への要望

　文学史は知識を積み上げて行く科目。欠席・遅刻は授業について行くことを困難にする。注意してほしい。

評価方法

　期末筆記試験、出席、平常点（授業内小レポート等）による。

授業計画

１．ガイダンス：授業計画、期末筆記試験について
２．近代小説の誕生（『小説神髄』ほか）
３．　　同上　　　（言文一致、ほか）
４．文壇の形成（「文学界」ほか）
５．日清戦争後の文学（観念小説、家庭小説、ほか）
６．近代小説の展開（浪漫主義、民友社、ほか）
７．自然主義の文学（フランスの自然主義、ほか）
８．　　同上　　　（日本における自然主義、ゾライズム）
９．夏目漱石と森鴎外
10．反自然主義の潮流（耽美主義、白樺派、ほか）
11．市民文学の成立と展開（新思潮派）
12．　　同上　　　　　　（私小説、ほか）
13．近代における文学ジャンルの再編成（小説、新体詩、漢詩）
14．　　同上　　　　　　　　　　　　（短歌、俳句、ほか）
15．総括：半期のまとめ

自由記述欄

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