2009 syllabus

コード	AM12-01
系列	系列：キリスト教学Ⅰ
授業科目	キリスト教学Ⅰ－２
副題	（キリスト教成立史）
副専攻

担当者	加藤　久美子
単位	4
期・曜時	通年　木3
対象学年	1(A)･2年
特記事項

学習目標

　長い歴史の中で多様な発展を遂げたキリスト教の思想の原点である、原始キリスト教の成立までの歴史的な過程を学び、聖書の世界観、人間観、歴史観の諸特徴を理解すること。

授業概要

　前期には、序論に続いて、キリスト教成立の母胎となった初期ユダヤ教の基本思想を学び、後期には、イエスの思想と原始キリスト教の思想を学ぶ。主要な資料は聖書であるが、地図や風景、考古学的遺物や美術作品の視覚資料を補足的に用いることによって、想像力の活性化をはかりたい。

テキスト

　聖書。日本聖書協会『聖書　新共同訳　旧約聖書続編つき』を基本とするが、「口語訳」、「新改訳」でもよい。

参考文献・課題図書

　授業において紹介

受講生への要望

　聖書は古代の文献ですが、そこで主題になる多くの問題は現代にも通じるものです。今日私たちが直面している諸問題と聖書の思想との関連を探る積極的な姿勢が望まれます。

評価方法

　リアクション・ペーパー、小レポート、学期末レポートによる総合評価。

授業計画

１．序論（１）宗教とは何か
２．序論（２）聖書とは何か
３．序論（３）宗教学と聖書学
４．古代メソポタミア文明とエジプト文明
５．古代イスラエル･ユダヤ史の概略
６．初期ユダヤ教（１）原初史と父祖たち
７．初期ユダヤ教（２）出エジプト
８．初期ユダヤ教（３）シナイ契約
９．初期ユダヤ教（４）ユダヤ教の祭
10．初期ユダヤ教（５）王、王権、メシア
11．初期ユダヤ教（６）預言者
12．初期ユダヤ教（７）祭司と神殿
13．初期ユダヤ教（８）終末論
14．前期総括
15．前期総括
16．ギリシア・ローマ時代のユダヤ教
17．ガリラヤとエルサレム
18．「歴史のイエス」研究の資料
19．イエス（１）生い立ちと受洗
20．イエス（２）奇跡物語伝承
21．イエス（３）宗教イデオロギー批判
22．イエス（４）「神の国」
23．イエス（５）磔刑死と受難物語伝承
24．原始キリスト教信仰の資料
25．原始キリスト教（１）復活伝承
26．原始キリスト教（２）キリスト信仰
27．原始キリスト教（３）パウロ
28．キリスト教のユダヤ教からの分離
29．後期総括
30．後期総括

自由記述欄

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