コード
AN13-01
系列
系列:キリスト教学Ⅱ
授業科目
キリスト教学Ⅱ-3
副題
(アウグスティヌス『告白』を読む)
副専攻
担当者
加藤 和哉
単位
4
期・曜時
通年 水3
対象学年
3・4年
特記事項
学習目標
西洋キリスト教思想上、最も重要な著作であるのみならず、西洋文学史上も大きな意味を持つアウグスティヌスの自伝的著作『告白』(Confessiones)を読み、理解し、味わう。
授業概要
翻訳で『告白』のテクストを読み、味わいながら、そこで問いかけられ、考え抜かれている世界、人間、人生などの問題を考えていく。通読ではなく、興味深い箇所、重要な箇所を選びながら、一つ一つの箇所ではゆっくりと立ち止まって読んでいきたい。
テキスト
アウグスティヌス『告白』(世界の名著16)山田晶訳、中公バックス、中央公論社、1978年。(もともと、1968年に、世界の名著14として出版) この世界的名著の名翻訳は、残念ながら絶版になっていて手に入らない。実家などにある人はぜひ持参してほしい。また図書館で利用することを勧める。ただし、講義に最低限必要なテクストはコピーして配布する。
それ以外の翻訳としては以下のものがある。
①アウグスティヌス『告白』上・下、服部英次郎訳、1976年(山田晶訳が手に入らない場合、自分で全巻読むにはこれが手軽である)。
②『アウグスティヌス著作集』5/Ⅰ・Ⅱ 『告白録』上・下、教文館、宮谷宣史訳、1993年・2007年。
参考文献・課題図書
加藤信朗『アウグスティヌス『告白録』講義』、知泉書館、2006年。
受講生への要望
講義であるから、分担や発表は求めないが、配布されたテキストを必ずあらかじめ読んでから、まじめな気持ちで聴講してほしい。おのおのがこころで読まなければ、この書物の最大の意義は失われてしまうからである。
評価方法
レポートによる。
授業計画
1.授業紹介
2.アウグスティヌスの生涯と『告白』
3.『告白』を読む
4.続き
5.続き
6.続き
7.続き
8.続き
9.続き
10.続き
11.続き
12.続き
13.続き
14.続き
15.前期のまとめ
16.前期の振り返り
17.『告白』を読む
18.続き
19.続き
20.続き
21.続き
22.続き
23.続き
24.続き
25.続き
26.続き
27.続き
28.続き
29.続き
30.まとめ
自由記述欄
学問書ではなく、一般の信仰者向けに書かれた書物であるので、基本的には読みやすい。哲学的、神学的な問題に触れることもあるが、それもだれもが考えることのできるような日常的なしかたで扱われている。キリスト信仰者のみならず、すべての人に読んでほしい「たましい」の文学の古典的名著である。
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