2009 syllabus

コード	WF61-01
系列	人間科学専攻（博士前期課程)
授業科目	国際教育研究特論１
副題	（国際教育協力の現在：持続可能な未来へのいざない）
副専攻

担当者	永田　佳之
単位	2
期・曜時	後期　月4
対象学年	学部3・4年生も可
特記事項

学習目標

　現代社会の教育課題、特に持続可能な未来を創造していくにあたり、教育分野での可能性と制約について、国際的なデータや文献を駆使して考えていく。

授業概要

　この授業では、現代の教育課題を国際的な視野から検討する。講義のテキスタイル構成は、縦糸として「教育開発」を、横糸として「持続可能性」などのグローバルな課題を設定し、受講者の関心の高いと思われるサブトピックも適宜、織り込んでいく。「教育開発」のストランドでは国際機関等による指標を用いて世界の教育潮流をマクロに把握する。また、戦後から現在にいたる教育分野での国際協力の潮流を概観し、国際機関やNGOによる活動の実際を通して国際協力の現代的課題についても考察を深めていく。

テキスト

　講義にて適宜配布

参考文献・課題図書

　淡路剛久ほか編『リーディングス環境：持続可能な発展』有斐閣
　永田佳之ほか編著『国際教育協力を志す人のために：平和・共生の構築へ』学文社

受講生への要望

　国際機関やNGO/NPOに関心のある学生はもちろんのこと、教職志望の学生も対象にする。「総合的学習の時間」として実施され得る開発教育や国際理解教育の授業にも資する内容にする予定である。

評価方法

　主体的な研究態度が望まれる文献・資料の講読のほか、複数回の発表を行う。発表内容およびレポート等を総合して評価する。

授業計画

１．オリエンテーション
２．国際教育協力のこれまで（概略史）
３．国際教育協力のこれから
４．教育分野の国際協力の諸領域
５．国際教育協力の実際（ESDを事例に）
６．持続可能性に関する緒理論１
７．持続可能性に関する緒理論２
８．文献講読と討議
９．文献講読と討議
10．持続可能な未来と国際教育協力の現在
11．事例の検討１
12．事例の検討２
13．事例の検討３
14．事例の検討４
15．総括（まとめ）

自由記述欄

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