2008 syllabus

コード	TF14-01
系列	社会文化学専攻(博士前期課程)
授業科目	家族・社会システム研究特論Ⅳ
副題	（家族と福祉政策）
副専攻

担当者	藤崎　宏子
単位	2
期・曜時	前期　木4
対象学年	学部4年生も可
特記事項

授業概要

　近代社会は暗黙の前提として「自立した個人」をその構成単位として想定しており、「ケア」に対して明確な位置付けを与える論理や契機を欠いてきた。しかし、近年の経済停滞や福祉国家の行き詰まり、少子高齢化の進行、女性のライフコースの変化は、曖昧なまま放置されてきた「ケア」問題への再考を促している。本演習では、ケアをめぐる家族と福祉政策の今日的動向につき、内外の文献を講読しつつ、ともに考えたい。　

課題・評価

　演習形式でおこなうため、参加態度全般が評価対象となる。また、レポートを課して、その到達レベルと完成度により評価する。

テキスト

　開講時に指示する。

参考文献

　講義期間中に、随時指示する。

受講生への要望

　毎回テキストを講読していくため、これを必ず事前に読んでくること。また、討論には積極的に参加すること。

授業計画

1.女性のライフコースの変化と家族変動

2.福祉政策と家族の福祉機能の位置関係

3.子育て支援政策の論理

4.高齢者介護政策の論理

5.ケア問題における家族の位置付け：補完と代替

6.ジェンダー視点からみたケア問題と福祉政策

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