コード TD31-01
系列 史学専攻(修士課程)
授業科目 東洋近世史特講
副題
副専攻
担当者 小谷 汪之
単位 4
期・曜時 通年 水2
対象学年 学部3・4年生も可
特記事項

授業概要
 イギリスによるインド植民地支配の初期の段階(18世紀後半から19世紀前半)に、インド社会についてイギリス人が書き残した文献の講読。行政文書、司法文書の他、旅行期などもとりあげる。
課題・評価
 授業中に参加者の文献読解力などを見て、評価する。
テキスト
 英語文献をプリントして配布する。
参考文献
 小谷汪之『インドの中世社会』岩波書店、1989年
受講生への要望
 あらかじめ配布された英語文献を読んで、授業に参加してほしい。
授業計画
(前期)
 インド近世社会経済史、とくに土地所有にかんする英語文献の検討をとおして、インド社会の構造とそれにかんするイギリス人の認識方法の問題点を考える。地域としては、ボンベイ管区を中心的に取り上げる。
(後期)
 イギリスはインド植民地で、その支配のきわめて初期の段階から、イギリス的な裁判制度を導入した。そのためには、判例集の整備が急務で、18世紀後半からすでに判例集の刊行が始まっている。後期には、初期の判例集から、インド社会の特徴をよく示している判例をとりあげて、検討する。後期については、参加者の関心に応じて、別のテーマにすることも考える。

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