2008 syllabus

コード	TA64-01
系列	日本語日本文学専攻(修士課程）
授業科目	現代日本語研究
副題	（メンタルレキシコン）
副専攻

担当者	山田　進
単位	4
期・曜時	通年　火2
対象学年	院生のみ
特記事項

授業概要

　われわれは日常の言語活動で数万におよぶ語を使いこなしている。それが可能なのは、いわば頭の中に辞書を持っているからだといってよい。そうした「辞書」をメンタルレキシコン(mental lexicon「心的辞書」)という。それは言語活動において参照される語彙についての情報のセットである。そうした情報が一度に獲得されるものでないことは言うまでもない。こどもがメンタルレキシコンを作り上げていく過程を心理実験によって検証していく文献を読み、言語学の意味・語彙研究に役立てる。

課題・評価

　発表・応答・提出課題（年度末）の内容を見て評価する。

テキスト

　今井むつみ・針生悦子『レキシコンの構築』（岩波書店）

参考文献

　必要に応じて指示する。

受講生への要望

　具体的な言語事実を注意深く集め、理論とのかかわりを見ていくことが期待される。

授業計画

　受講者はあらかじめテキストを読み、問題点を整理しておく。あらかじめ決められた担当者が該当部分の内容を略述し問題点を指摘し、意見を述べる。全員でそれにもとづいて議論を行う。

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