コード TA11-01
系列 日本語日本文学専攻(修士課程)
授業科目 上代文学研究
副題 (国民国家の創成と古典の発明)
副専攻
担当者 品田 悦一
単位 4
期・曜時 通年 火3
対象学年 学部4年生も可
特記事項

授業概要
 昨年度は古典文学専攻者が受講しなかったため、授業内容を急遽変更せざるをえなかった。今年度も計画倒れになるかもしれないので、実際の内容は受講生の顔ぶれを見てから決定する。副題は仮に設定したものである。
課題・評価
 試験は行わない。具体的な課題・評価の方式は、受講生の顔ぶれを見て決定する。
テキスト
 授業中に指示する。
参考文献
 品田『万葉集の発明』(新曜社)
 他は授業中に指示する。
受講生への要望
 上代文学についての深い素養がなくても対応できるはずである。専攻の枠にとらわれず、気軽に、しかし真剣に参加して欲しい。
 なお、この科目の受講希望者で学部生は事前に研究室で所定の手続きを済ませること。
授業計画
 「国民国家の創成と古典の発明」とした場合は下記のように進める。
 0序説/国民の古典をめぐる問題系。
 1国民の創生/国語の制定と古典の選出。
 2国学と国文学/古典選出の主体形成。
 3国語教育と古典教育。
 4民族の発明/国民の破綻と補強。
 5短歌とは何か。
 6赤彦と白秋/大正期における「国詩革新」の変奏。
 7文明から文化へ/文学史記述枠の転換。
 8『万葉集』の戦中と戦後。
 9補説/植民地における国語教育と『台湾万葉集』。
 以上を15回くらいかけて講じ、進行具合に応じて補説を挿む。受講生の顔ぶれによっては各1回ずつ発表してもらうかもしれない。

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