2008 syllabus

コード	MG15-01
系列	系列：I. English Studies
授業科目	英米文学特講３－２
副題	（The Tempestを読む）
副専攻	M2

担当者	森　祐希子
単位	2
期・曜時	後期　金3
対象学年	3・4年
特記事項

授業概要

　シェイクスピアの最晩年に書かれたThe Tempest(『あらし』)を、そこで用いられているモチーフが以前の作品でどのように扱われていたか考えながら読むことにより、作品の持つテーマや、実際の演技・演出と作品解釈のかかわりなどについて考えます

課題・評価

　授業時間内の小テストと期末の筆記試験を予定しています。

テキスト

　『あらし　嵐（The Tempest）』(研究社）

参考文献

　随時授業時間内に紹介します。

受講生への要望

　シェイクスピアを読み解く楽しさを体感するために、自分自身でテキストを読み、常に自分なりの解釈を考えるようにしてください。

授業計画

１．シェイクスピアを読むためのバックグラウンド（時代・言語・劇団・劇場などに関する概説を行います。）
　２．『あらし』を読むためのパックグラウンド（シェイクスピアの他の作品との関連、作品成立の時代性などについて概説します。）
　３．作品解読（『あらし』を、以下のポイントを中心に、さまざまな観点から読み解きます。）
　　３－１．難破のモチーフ
　　３－２．領土・統治権のモチーフ
　　３－３．恋愛と結婚のモチーフ
　　３－４．魔術のモチーフ
　　３－５．復讐と許しのモチーフ
　　３－６．ロマンス劇として
　４．実際の演技・演出の可能性
　　４－１．シェイクスピア時代の劇場における演出の可能性
　　４－２．さまざまな演出の可能性（異なったバージョンの映画化作品を中心に、実際の映画を見ながら考えます。）

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