2008 syllabus

授業概要

　心理言語学とは，人間が言語を獲得したり，言語を処理したりする過程を，心的処理システムと結びつけて研究する学問分野である。本講義では，人間の言語処理，言語獲得，バイリンガリズムを中心に，心理言語学の基本的な知見や方法論を講義する。

課題・評価

　小テスト２回と期末試験によって評価する。

テキスト

　講義中に参考資料を配布する。

参考文献

　Harley (2008) The Psychology of Language: From Data to Theory (3rd Edition). Psychology Press.

受講生への要望

　学問分野の性質上，抽象的な話が多くなります。また，扱うトピックの範囲もとても広いですので，積極的に講義に参加するようにしてください。

授業計画

　授業計画は以下のようなトピックを含みます。
１．人間の言語の起源
２．普遍文法
３．心理言語学の方法論
４．言語獲得
５．第２言語習得
６．読みの障碍
７．単語認知
８．意味の理解
９．言語と思考