2008 syllabus

コード	JC72-02
系列	系列：教育学・初等教育学
授業科目	教育相談　Ｂ
副題	（教育と臨床心理的アプローチ）
副専攻	K1

担当者	横湯　園子
単位	2
期・曜時	前期　集中
対象学年	2・3・4年
特記事項

授業概要

　子どもをめぐる胸痛む事柄や戦慄するような話が続出し、日本社会の病理、学校の病理の噴出とゆがんだ人間関係の輻湊した様相を見せられる今日である。まず、学校・教育臨床において、それらはどのように見え隠れするのか、生徒と教師の人間関係はどのようになっているのかを見ていく。その上で、教育相談・カウンセリングの仕事と役割を考えていく。また、関わりの実際から主体性のとりもどし・パーソナリティの成熟・癒し・安心についても言及したい。

課題・評価

　履修者数にもよるが、実習も組み入れたいと考えている。実習後のレポートと授業最終回でのレポートを合わせて評価をしたい。

テキスト

　横湯園子『教育臨床心理学』（東京大学出版会）

参考文献

　横湯園子『ひきこもりからの出発』（岩波書店）

受講生への要望

　教育相談・カウンセリングは知識だけでなく、五感をもって体験することが大事であり、そのためにもカウンセリング実習も行いたいと考えている。実習については事前に連絡をする。欠席はしないこと。

授業計画

１、教育現場における諸問題
　１）子どものストレス
　２）いじめと暴力
　３．４）子どもの攻撃性とその対応
２、教育相談・カウンセリング
　５）教育相談・カウンセリングとは何か―仕事と役割
　６．７）学校における相談のいろいろ
　８）カウンセリングの基本的態度と技術―カウンセリングする心
　９）カウンセリングの基本的態度と技術―聴きとられることと語ること
３、実習・事例研究
　10）実習（その一）
　11）実習（その二）

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