2008 syllabus

コード	JC51-01
系列	系列：教育学・初等教育学
授業科目	比較教育学特講
副題	（ロシアの教育と社会）
副専攻	J1

担当者	澤野　由紀子
単位	2
期・曜時	後期　木4
対象学年	1(B)・2・3・4年
特記事項

授業概要

　本授業では、20世紀末に社会主義体制から市場経済への移行と民主化を図った旧ソビエト連邦と、独立国家となったロシア連邦における教育制度・政策と教育実践の変化に着目することにより、一国の教育制度・政策形成の構造を規定する政治、経済、社会、文化等の諸要因を解明する。また、ロシアとＥＵ、中央アジア、韓国、日本などの周辺地域・国との影響関係を分析することにより、グローバリゼーションの下での教育政策形成や教育交流の在り方について考察する。

課題・評価

　平常点とレポートによる。

テキスト

　プリントを配布する。

参考文献

　授業中に指示する。

受講生への要望

　日本の教育と対比させながら外国の教育制度や改革の動向をみる視点を培い、比較教育学の方法論についても学んでほしい。

授業計画

はじめに：近くて遠い国「ロシア」の概要と教育制度
１．日本における「ソビエト教育科学」の影響とロシア教育研究の動向
２．児童文学にみるロシアの子どもと教育
３．ロシアの幼児教育
４．ロシアの初等中等教育
５．ロシアのカリキュラムと教科書・教材
６．ロシアの諸民族と宗教教育
７．ロシアの学力問題と英才教育
８．ロシアの職業教育とキャリア教育
９．ロシアの高等教育
１０．ＣＩＳ諸国の教育交流
１１．ＥＵとロシアの教育交流

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