コード HD72-01
系列 系列:キリスト教学
授業科目 キリスト教学演習Ⅱ
副題 (シモーヌ・ヴェイユの文明論)
副専攻 H1
担当者 冨原 眞弓
単位 4
期・曜時 通年 水4
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 シモーヌ・ヴェイユの晩年の主著『根をもつこと』の第1部をフランス語で読む。「秩序」「自由」「序列」「責任」といったヴェイユ独特の諸概念の解読をつうじて、哲学的真理と社会的アンガージュマンの混じりあう場としての文明論を研究する。必要におうじて日本語訳も参照する。
課題・評価
 出席、口頭発表、要約(レジュメ)作成、演習・講義への貢献、リサーチ・レポート等による総合評価。
テキスト
 Simone Weil, L'enracinement, 1949. (講義の進展にあわせて随時配布する)
参考文献
 シモーヌ・ヴェイユ『根をもつこと』山崎庸一郎訳、春秋社
受講生への要望
 各自、複数回の研究発表とレジュメ制作をおこなうので、演習にたいする積極的な姿勢が求められる。フランス語のテキストを使用するので、初歩的なフランス語の知識が必要だが、並行してのフランス語習得に励む姿勢があれば、受講は可能である。
授業計画
 受講する学生の関心と能力におうじて、方針を定めるが、概要は以下のとおり。

第一部「魂の諸欲求」
1-1 秩序
1-2 自由
1-3 服従
1-4 責任
1-5 平等
1-6 序列
1-7 名誉
1-8 刑罰
1-9 言論の自由
Ⅰ-10 安全と危険
Ⅰ-11 私有財産と共有財産
Ⅰ-12 真理

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