コード
HB16-01
系列
系列:哲学・思想史
授業科目
哲学演習Ⅵ-1
副題
(近・現代の哲学-基礎としての近代思想)
副専攻
H1
担当者
冨原 眞弓
単位
2
期・曜時
前期 火3
対象学年
1(A)・2・3・4年
特記事項
授業概要
本演習は、講義主体の哲学概論Ⅱ(後期)の、いわば演習版である。とくに前期は、わたしたちの通常の思考の基礎をなす近代的方法論を学ぶ。物質と精神の二元性、時間と空間の感覚、世界の客観性、世界内存在としての人間、労働の意義と隷属性、宗教と思想の分離、思想信条の自由、権利と義務の相関性など、わたしたちが日常的に使用する語彙や思考回路を、各哲学者・思想家の原著を参照しながら研究する。前期は主として近代をあつかい、後期は主として現代をあつかう。通年の受講は必須ではないが、近・現代哲学思想の全体像をつかむには、前・後期通じた受講が望ましい。
課題・評価
出席、授業中に提出するリアクションペーパー、口頭発表、要約(レジュメ)作成、演習・講義への貢献による総合評価。最後に期末試験の代わりに小論文を課す。
テキスト
講義の進展にあわせて随時配布する。
参考文献
講義の進展にあわせて随時紹介する。
受講生への要望
随時、講義の最後にリアクションペーパーの提出を求め、フィードバックをおこなう。出席を重視し、規定どおり欠席回数が3分の1を超えた時点で期末試験の受験資格を失う。各自すくなくとも1回は研究発表をおこない、期末には体裁を整えた小論文を書く。
授業計画
<基礎>
1.哲学と宗教はどう違うか
2.哲学と道徳はどう違うか
3.哲学と科学はどう違うか
<命題>
1.精神と世界-精神は世界をどう認識するのか
2.理性と経験-経験は理性の有効な道具なのか
3.人間と社会-社会や国家は個人を守るのか
4.労働の両義性-技術の進歩は幸福をもたらすのか
5.正義・平等・自由-社会のなかで実現可能なのか
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