コード GG58-01
系列 系列:国際文化系
授業科目 日欧思想交渉史入門(2)
副題 (ヨーロッパと日本の交流の足跡)
副専攻 G1
担当者 小川 早百合
単位 2
期・曜時 前期 金4
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

授業概要
 日本とヨーロッパの接触が始まる16世紀から鎖国中の19世紀までに書かれた「ヨーロッパから見た日本」についての文献、及び開国後から20世紀にかけて書かれた「日本から見たヨーロッパ(特にキリスト教)」についての文献を読んで、日本とヨーロッパの文化接触・思想交渉を考察する。
課題・評価
 発表、討議への参加、レポート、小テスト、出席で評価をする。
テキスト
 授業時間に配布する。
参考文献
 築島謙三『「日本人論」の中の日本人〈上〉ザビエルから幕末まで』講談社
 築島謙三『「日本人論」の中の日本人〈下〉福沢諭吉から現代まで』講談社
 鹿野政直『近代日本思想案内』岩波書店
 加地伸行他『この思想家のどこを読むのか―福沢諭吉から丸山真男まで』洋泉社
 『現代日本思想大系』筑摩書房
 その他、大学図書館で見られる文献リストを授業で配布する。
受講生への要望
 発表の分担をするので、責任をもって取り組むこと。
授業計画
1)大航海時代の日欧関係概説
2)思想交渉史の研究方法について
3)日本人のキリスト教受容について
4)ヨーロッパの視点でみた「日本人論」を読む。
 ① イエズス会による記録(F.ザビエル、L.フロイス、J.ロドリーゲス)
 ② オランダ商館長・館員による記録(F.カロン、E.ケンペル、C.P.ツンベリィ、I.ティチング、H.ズーフ)
5)日本人のキリスト教受容を考察する。
 ①イルマン・ハビアン
 ②カクレキリシタン
 ③宣教師ニコライ
 ④福沢諭吉
 ⑤内村鑑三
 ⑥新渡戸稲造
 ⑦植村正久

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