コード GC62-01
系列 系列:国際政治系
授業科目 アメリカ外交論
副題 (世界におけるアメリカの役割)
副専攻 G1
担当者 関場 誓子
単位 4
期・曜時 通年 水2
対象学年 1(A)・2・3・4年
特記事項

授業概要
 変容する国際社会の中で、米国は、テロとの戦い、そしてその延長線上で行われたイラク戦争等、さまざまな試練に直面している。もとよりテロの問題は米国にとってのみならず米国以外の国際社会にとっても深刻な問題である。この授業では、そのような混沌とした国際社会の中で、米国が世界をどこへ牽引していくのかを模索し、さらに米国の同盟国としての日本の役割はどのようなものかを、歴史的視点で考察する。授業の進め方としては、まず冷戦の起源から終焉までの米国外交の軌跡を振りかえるとともに、冷戦終焉後の国際社会、特に9.11テロ後における米国の役割をさぐることとする。また2008年が大統領選挙の年であることから、大統領候補者達の外交姿勢を検証することによって、新大統領のもとでの米外交の行方についても検証していきたい。
課題・評価
 学期末に記述式のテストを行う。
テキスト
 授業中にレジュメを配布する。
参考文献
 山本 吉宣『「帝国」の国際政治学―冷戦後の国際システムとアメリカ』東信堂
 佐々木卓也編『戦後アメリカ外交史』有斐閣アルマ
受講生への要望
 国際問題、特にアメリカ政治に関する新聞や雑誌の記事に毎日目を通してほしい。
授業計画
前期
(1)冷戦の背景(ルーズベルトと第二次世界大戦)
(2)冷戦の始まりと激化(トルーマン時代)
(3)冷戦の常態化(アイゼンハワー時代)
(4)キューバ危機と共存への模索(ケネディ時代)
(5)ベトナム戦争の泥沼化(ジョンソン政権)
(6)デタントの興亡(ニクソン・フォード政権)
後期 
(1)デタントの衰退とカーター・ドクトリン(カーター政権)
(2)冷戦の終焉前夜(レーガン政権)
(3)冷戦の終焉と湾岸戦争(ブッシュ政権)
(4)ポスト冷戦期のアメリカ(クリントン政権)
(5)9.11テロからイラク戦争へ(G.W.ブッシュ政権)
(6)新政権下の外交の行方

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