2008 syllabus

授業概要

　安全保障は外交、政治、防衛、経済、科学技術など広範な概念を含むものであり、国家の生存と繁栄にとって不可欠な機能である。本講義の担当者は政府で長期にわたり安全保障政策の企画を担当してきたところ、本講義は安全保障の法的側面を通じて冷戦後の国際政治と日本の安全保障政策について論じるものである。

課題・評価

　講義期間中に小テストや中間レポートを提出してもらい、期末試験と共に総合評価を行なう。

テキスト

　講義ごとに資料を配布する。

参考文献

　「国民として知っておきたい日本の安全保障問題」（海竜社、2007年12月）

受講生への要望

　国際情勢に関心をもてるよう、国際政治の現状と法的側面を分かり易く解説するつもりです。学生はそれを聞きつつ、日本としてどうあるべきかを考えていただきたい。

授業計画

１．冷戦後の安全保障概念
２．米国の安全保障
３．ロシアの安全保障
４．中国の安全保障
５．欧州の安全保障
６．中東・湾岸の安全保障
７．アジア・太平洋の安全保障
８．核抑止戦略と核拡散
９．国際秩序と安全保障
10．国際紛争の解決と紛争予防
11．有事法制
12．米軍再編
13．日米同盟