2008 syllabus

コード	EK03-01
系列	系列：人間関係
授業科目	スピリチュアリティ研究
副題	（スピリチュアル・ブームを読み解く）
副専攻	E1

担当者	堀江　宗正
単位	2
期・曜時	前期　火1
対象学年	2・3・4年
特記事項

授業概要

　近年、組織宗教の枠内に収まらず、個人単位で目に見えない超越的なものを探究する人々が目立ってきている。これらの動向は、これまで、宗教学では十分に扱われていなかった。これらの現象を、事例中心に、ときには学生の身近な事例も取り上げながら、考えてゆきたい。その際、それらの事例で繰り返される物語のパターンに注目して考察してゆきたい。

課題・評価

　出欠とリアクションペーパー（ただし登録者が多すぎる場合はおこなわない）。レポート：スピリチュアル・ブームに関わる事例を数多く収集し、それについて自分なりの考察を行う。授業内容を踏まえたレポートとすること、外部資料の見解の盗用や剽窃を行わないこと、独断と偏見によらず客観的で理性的な主張をおこなうこと。

テキスト

　特になし。

参考文献

　島薗進『スピリチュアリティの興隆』（岩波書店）
　磯村健太郎『〈スピリチュアル〉はなぜ流行るのか』（PHP研究所）

受講生への要望

　日ごろから宗教やスピリチュアリティの領域に関心のある学生の参加を望む。

授業計画

江原啓之とアンチ・スピリチュアル
スピリチュアリティ研究の立場
占い・偶然性
ファンタジー・都市伝説
健康ブーム・食・癒し
フィットネス・ボディワーク
パワーストーン
プチ修行・パワースポット巡礼・伝統回帰
輪廻転生と祖先崇拝〜輪廻する〈私〉の物語
スピリチュアルと経済〜適正価格はありうるか
スピリチュアルとジェンダー〜消費専従から資格志向へ
まとめ──日本の宗教状況への位置づけ

■BACK　■検索システムへ　 ■TOPへ